ポルトガル旅行記2016(39)濁流にのまれるイベリコ | たびぶくろツアー☆

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とあるオッサンの手慰み




2016年

1月1日

ポルトガル

リスボン






花火が終わると
大音量でコンサートが始まる。







その途端、ものすごい勢いで
どっと人が流れ出した。





カウントダウンと花火を見終えた人達が濁流と化し広場から
離れようとする…




おれたちは濁流に流されないよう
建物の壁に張り付いていたが
それでも流れに押し出されそうになる。
ほんとラテン系って、こういう時もイケイケなんだよなぁ…
人を押しまくってる…
「この中で倒れたらマジで死ぬな…」なんか漠然と恐怖した。

実際スマフォを落とした若者が必死で拾おうとしていたが
マンガみたいに、どんどん蹴つられて発狂してた…

濁流の勢いは一向に衰えず
「万が一、お互いはぐれたらまたこの場所に集合だ」とイベリコと打ち合わせて
しばらくしたら、あっという間にイベリコが流されて、どこかへ行ってしまった…

……
……






……大丈夫かな、あいつ。
背低いからなぎ倒されて、
踏みつぶされたりして死んでいないだろうか…

と一応、心配したりした。

イベリコを最後に確認した辺りをずっと見ていたが
そこは流れが激しくて、たぶん随分先まで押し流されているのだろうなぁ…

おれはただ、ただ人の濁流が収まるのをひたすら待つ。
30分くらいして
ようやく流れが穏やかになり
どこからともなく現れたイベリコと合流。
なんとか無事だったらしい。
「重心低いから大丈夫っ!」とイベリコ。
頼もしいねえ、おまえ。
とにかく、無事でよかった。









そのあと
「せっかくだから」とコンサート会場へ向かい
よくわからないレゲェを聴いてた。











なんかお開き感が漂ってるから
もう宿に帰ろうか。






相変わらず
こんな感じなのね…イタリアといっしょ。