1996年
3月
インド
ニューデリー
食堂で相席を求めてきた彼らは大学生で
春休みを利用し、インドを旅していると言った
この先輩インド旅行者から
色々アドバイスをもらう
3月
インド
ニューデリー
食堂で相席を求めてきた彼らは大学生で
春休みを利用し、インドを旅していると言った
この先輩インド旅行者から
色々アドバイスをもらう
まず「列車の時刻表を手に入れろ」
とのこと
どこへ行くにも列車での移動がメインになるからだ
しかし
「大都市の駅やキヨスクでは
いつも売り切れで
入手困難」…らしい
「鈍行列車が停まるような郊外の駅なら入手できる」…らしい
ことを、この2人は教えてくれた
そして最後にうれしい一言
「インド列車は無賃が基本
大丈夫!全然無賃で乗れるよ」
この言葉を鵜呑みにして
「これなら移動費がかなり浮く、ラッキー!」
と浮かれた
よく礼を言って、笑顔で彼らと別れ
早速ダメモトで、時刻表を入手すべく
ニューデリー駅へ向かってみる
エンクワイアリーで「時刻表が欲しい」
「ないっ」
無下にあしらわれる
駅構内の売店すべてを廻ってみたが、まったくなく
駅を出て「どうやって手に入れてやろう…」
と思案していると
おれと同い年くらいの日本人が
「どこへ行くんですか?」
と話しかけて来た
「いや、インドに来たばっかりだから
列車の時刻表を買おうとしたんだけど無くて…」
すると彼は急にパァ~っと明るい笑顔になって
「あるよっ!
時刻表売ってるとこ知ってるよ!
ついてきて!」
「ラッキー!幸先いいなあ
とんとん拍子で事が進む
インドの神様に祝福されてる!
おれ絶対!」
とのこと
どこへ行くにも列車での移動がメインになるからだ
しかし
「大都市の駅やキヨスクでは
いつも売り切れで
入手困難」…らしい
「鈍行列車が停まるような郊外の駅なら入手できる」…らしい
ことを、この2人は教えてくれた
そして最後にうれしい一言
「インド列車は無賃が基本
大丈夫!全然無賃で乗れるよ」
この言葉を鵜呑みにして
「これなら移動費がかなり浮く、ラッキー!」
と浮かれた
よく礼を言って、笑顔で彼らと別れ
早速ダメモトで、時刻表を入手すべく
ニューデリー駅へ向かってみる
エンクワイアリーで「時刻表が欲しい」
「ないっ」
無下にあしらわれる
駅構内の売店すべてを廻ってみたが、まったくなく
駅を出て「どうやって手に入れてやろう…」
と思案していると
おれと同い年くらいの日本人が
「どこへ行くんですか?」
と話しかけて来た
「いや、インドに来たばっかりだから
列車の時刻表を買おうとしたんだけど無くて…」
すると彼は急にパァ~っと明るい笑顔になって
「あるよっ!
時刻表売ってるとこ知ってるよ!
ついてきて!」
「ラッキー!幸先いいなあ
とんとん拍子で事が進む
インドの神様に祝福されてる!
おれ絶対!」
親切な彼に連れられて
おれは駅前のツーリスト・インフォメーションの前に立っていた
当時持ち歩いていたガイドブックより抜粋