駐輪場で野宿 | たびぶくろツアー☆

たびぶくろツアー☆

とあるオッサンの手慰み

$純喫茶ぴらにあ




おいしい晩ごはんを食べて

おいしいビールを飲んで

酔っ払ったら

あとはもう寝るだけ


ラッタッタ号を停めた駐輪場でもう寝る

誰がなんと言おうと、もう寝る

蚊取り線香(使いかけ)持って来てよかったわ~

おれって昔から蚊に喰われやすい体質だからなあ~

あっライターない…




しかたなく近所の弁当コンビニ

くいしんぼ女●月へ

ライターを買いに行った


$純喫茶ぴらにあ
















自転車を寄せて

寝る場所を確保






$純喫茶ぴらにあ















蚊取り線香をセットして





$純喫茶ぴらにあ








くつろぐ


ベッドが固くてひんやりして

気持ちいいわ~




おれで満車だぜっ!


もう誰も来るんじゃねーぞっ!








$純喫茶ぴらにあ















この後すぐに寝入ったが


午前2時頃

ガチャンガチャンと自転車の音がした

「うっ!」


と、びっくりするような声も聞こえて

おれもびっくりして飛び起きると




そこには

60代くらいのハゲたオッサンが

ママチャリのハンドルを握ったまま


固まっていた…




おれは寝ぼけていて

何を言ったかはっきり覚えてないが

「眠いから寝た」みたいなことを

このオッサンに言ったような気がする



するとオッサンは

「おじさん ちょっとそこに自転車置かしてくれる?

お遍路さん?」




「……いえ」



「寝るんだったら、この建物の向こう側の方が寝やすいかもよ?」

と教えてくれる




$純喫茶ぴらにあ



ショックだった…


あきらかに、おれより年上のハゲたオッサンに

「おじさん」って言われたことが…






「わかりました…ありがとうございます…」


そう言って蚊取り線香と荷物を持って移動した


そこは建物の非常階段前のスペースで

たしかに人も来そうになく

屋根もあり

暗くて快適に思えた


とりあえずそこで寝てみる午前2時50分