弾丸インド旅行記2012(13)「だまされる」 | たびぶくろツアー☆

たびぶくろツアー☆

とあるオッサンの手慰み



2011年


12月31日


インド

ニューデリー






宿へ帰り


$純喫茶ぴらにあ



$純喫茶ぴらにあ

部屋のドアを開け、ベッドに横たわり寝る
$純喫茶ぴらにあ

あっ間違えた 




















こっちだわ,ベッド …ラブホ?


$純喫茶ぴらにあ
















2012年1月1日 
深夜までうるさかった通りが
やっと静まった朝5時頃


宿を出てニューデリー駅へ


$純喫茶ぴらにあ






駅の電光掲示板で
ネット予約して席を確保した5:20発12138punjab mail と云う列車のプラットホーム番号を確認する


この列車に乗って10:00にはアーグラーに到着する予定




この電光掲示板のすぐ近くで
毛布をかぶって寝てる犬の横で丸まって寝てるおっさんに

「じゃ、アーグラーに行って来るよ!」

と笑顔で話しかけ

$純喫茶ぴらにあ








駅のホーム入り口へ向かうと
入り口の手荷物検査の所で
制服を着た怖そうな係員と談笑している背の低いインド人が
突然おれたちに
「チケットを見せろ!」
と言う




$純喫茶ぴらにあ





「え~?見せなくてもいいはずだが?」
と思いつつも
怖い顔の係員がじっとこっちを見ているので
予約確認書のコピーを見せると
この背の低いインド人は
「これではダメだ!このバウチャーをチケットに換えなくてはならない!」


「え?まじで?ネットで調べたら
とりあえず列車に乗り
このバウチャーを検札時に見せればOKって書いてあったはず…」



さらに奴は
おれらの後にいたインド人にも
「チケットを見せろ!」
と言った


そしたら
そのインド人はチケットを奴に見せて
X線の機械に荷物を通して
ホームへ消えていった……


これが決定打となり

「うああ!まじでチケットじゃないと入れないんだ!」と焦ってしまう


すかさず奴は
「いま駅の窓口は閉まっているから
タクシーに乗ってコンノート・プレイスの窓口に行って
いますぐチケットに換えてもらうんだ!
今からなら列車に間に合う!」

と言う…


怪しさこの上ないが
横にいる係員が何も言わないところをみると本当なのだろうか…
と半信半疑ながら
奴に言われるまま
タクシーでその場所に行ってみる


DDTourという旅行会社の前に到着

もうこの時点で
「だまされた!」
と確信したが
とりあえずこの予約確認書をチケットに換える必要があるのかどうか
中に入って訊いてみる


デスクに座ったおっさんにバウチャーを見せると

「なぜもっと早く、ここへ来なかったのだ?
おまえたちの予約はもう取り消されている!
今日はニューイヤーで、どの列車ももう満員だ、今日は予約できない、バスもだ

しかし車でならアーグラーへ行くことができる,アーグラーまで往復で1万ルピー(二万円)でいい」



んな,アホなことがあるか…


もう、このおっさんと話していることが
あほらしくなった





「ああっ!時間を無駄にしてしまった! あの背の低いインド人に騙された!こいつらグルだ!あいつ絶対クビ締めてやる!」

おっさんが話している途中でインチキ旅行会社を出る

おっさんは「おまえたちは絶対にアーグラーに行くことは出来ない!」
と捨て台詞を吐いていたが
おれたちは大通りへ出てオートリキシャーを捕まえ
急いでニューデリー駅へ帰る




あいつのクビ絶対締める…


と心に固く誓いながら

ホーム入り口の手荷物検査へ



しかし、そこには
奴はすでにいなくて
あの黙っておれたちを見てるだけの係員だけがいた
相変わらず黙っておれ達を見る


「あんた、おれらがだまされているのをわかってたんなら
何か言ってくれよな!」
と心の中で言った…


やはりチケットを見せる必要などまったくなく
手荷物をX線に通すだけでスルーできた、くそっ!





走ってホームへ向かう




今5時40分
遅れるのは当たり前のインド列車だから
たぶん乗れるだろう…

下手したら、まだ来てなくて反対に待つことになるかも
とイベリコ隊長に
インド経験者としての余裕をかます

まあ見事に騙されてこうなったのも、おれのせいだけど…






ホーム到着!


列車いない!

もう行った?

まだ来てない?



ホームの電光掲示板を見る!


右から左へ列車番号と列車名が流れる!





……


……



……



……最近のインド列車って






時間に正確なのね……








列車は定刻通り出発していた……





$純喫茶ぴらにあ






$純喫茶ぴらにあ