「手前勝手」 | はぐれ国語教師純情派~その華麗なる毎日~

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国語教師は生徒に国語を教えるだけではいけない。教えた国語が通用する社会づくりをしなければ無責任。そう考える「はぐれ国語教師純情派」の私は、今日もおかしな日本語に立ち向かうのだ。

 以前、夏休みの作文関係の課題の提出に関してこんなやり取りがありました。「原稿用紙4枚以上5枚以内」とういう提出条件があります。

 

生徒「先生。原稿用紙の4枚目の半分まで書いてあるんですけど、どうして『字数不足』なんですか?」

私 「お母さんが、『夏休みになったら、お小遣いを4000円以上5000円以内であげるよ』と約束したのに、夏休みになったら3500円しかくれなかったら約束違反だよね?」

生徒「はい」

私 「『原稿用紙四枚目の半分まで』っていうのは、3500円だよね? 4000円を超えてないじゃん」

生徒「うう~」

 

 自分に都合の良い手前勝手な解釈って、いろいろできちゃうものですね。