私の「ソロギター弾き歌い」は、
理想と現実の狭間で揺らめく儚い夢ですが、
宇宙の全ての存在が、
理想を夢見ながらも現実の条件に拘束されています。
一人の人間の一生も然りであります。
私の音楽である「ソロギター弾き歌い」は、
6本の弦と4本の指に拘束されています。
ですから同時に出せる音は、
1音から4音の間の何れかです。
プロの演奏家達は、
ギターの限界を超えようとして、
ラスゲアードといった手法で6本の弦をかき鳴らしたり、
ボディーを叩いたり、
ピックを使って特殊な奏法をしてみたり、
現実の壁を越えようと必死の挑戦をしています。
私の場合は、どんな場合も4本の指で、
1つから4つの音を出すことで全ての音を構成します。
ギターの6本の弦は理想的な拘束条件で、
どんな場合にも4つの音を重ねることが出来ます。
とても優れた楽器です。
私はこれからも、
「ソロギター弾き歌い」という拘束された音楽世界の中で、
果てしなく自分の音楽を模索して行きたいと思います。
ではでは。