私が「ソロギター弾き歌い」の為に編曲する楽譜は、
赤色音符、青色音符、黒色音符の三色の音符を使います。
まず、前奏・間奏・後奏の場合を考えます。
赤色音符はメロディーに使います。
黒色音符はリズムとハーモニーに使います。
黒色音符は伴奏であったり、コードであったりする訳です。
私は、リズムとハーモニーを表わすのに、
1拍を表拍と裏拍で表わします。
表拍で八分音符を二つ重ねます。
第6弦、第5弦、第4弦のどれか1弦と、
第3弦、第2弦、第1弦のどれか1弦を使います。
裏拍でも八分音符を二つ重ねます。
表拍で使った残りの、第3弦か第2弦か第1弦の二つの弦を使います。
メロディーの赤色音符は、
1拍に四分音符が一つの時は、
上記の表拍の黒色音符の一つが赤色の四分音符に変わります。
メロディーの赤色音符が1拍に八分音符二つの時は、
上記のコードを表す黒色音符を表拍に四分音符で三つ重ね、
表拍の一つをメロディーの赤色八分音符に置き換えます。
裏拍は、メロディーの八分音符一つで表わします。
つまり、メロディーが1拍に八分音符二つの時は、
コードを表す音符は四分音符となり、
表拍に集中する訳です。
ここまでは、前奏、間奏、後奏の場合のメロディーとコードの関係です。
メインとなる歌の部分で、いよいよ青色音符が登場します。
まず、メロディーの青色音符を考えます。
メロディーの1拍が、八分音符二つか、十六分音符四つの場合、
最初の音符を赤色音符で表わし、
残りの音符を青色音符で表わします。
そして、ギター弾き歌いをする場合に、
メロディーを完全に弾かなくても歌える場合は青色音符は弾きません。
もう一つの青色音符の使い方ですが、
それは、ソロギターとして演奏する場合の青色音符の使い方です。
ソロギターでは、メロディーの青色音符を全部弾きますから、
裏拍のコードを弾けなくなるので、表拍にコードを集中させます。
表拍に、メロディーの音符を一つ、
コードの音符を三つ、合計四つの音符を重ねる為に、
二つの青色音符を補う必要が有ります。
つまり、メロディーの1拍が、
八分音符二つか、十六分音符四つの場合は、
メロディーの2個目以降の音符を青色音符で表わし、
表拍に二つないし三つのコード用の青色音符を補います。
そして、この様な青色音符は、
弾いたり弾かなかったりすることにより楽譜に多様性を生じさせます。
青色音符とは、弾いても弾かなくても良い音符なのです。
そうです。
青色音符は自由の象徴なのです。
ではでは。