「辻井伸行」さん、次は、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」! | 音痴なゆうゆうの「ソロギター弾き歌い」日記

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「アナ・ヴィドヴィッチ」さんのこと。
娘(猫のラグドール)のこと。
等等。
時の流れのままに綴ります。

私が応援する、ピアノの神の化身「辻井伸行」さんは、

9月10日から12日の3日間連続で、

パスカル・ロフェ指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢との共演で、

ラヴェルの「ピアノ協奏曲」を演奏しました。


鍵盤の底を叩いて出る下部雑音を徹底的に排除した、

全ての音をハーフトーンで弾く独特な奏法で、

輝かしい澄み切った音色で、

ラヴェルの協奏曲が持つ千変万化する透明感に満ちた輝かしさを、

ゆったりしたフレーズも、

超絶技巧のフレーズも、

余す所なくその最高の技術と音楽性で表現仕切りました。


素晴らしいです。


ブラボーです。


最高です。


最弱音のゆったりしたフレーズも超絶技巧のフレーズも、

最強音のゆったりしたフレーズも超絶技巧のフレーズも、

全てハーフトーンで弾き、下部雑音を徹底的に排除しているのです。


「辻井伸行」さんが演奏している、YouTubeやDVDを見ていただくと、

「辻井伸行」さんは、鍵盤を叩かずに、滑る様に押していることが分かります。


そうです。


「辻井伸行」さんは、鍵盤を叩かずに押しているのです。


最弱音は、ゆっくり弱く押し、ハンマーをゆっくり振りピアノ線をそっと叩きます。


最強音は、強く速く鋭く押し、ハンマーをフルスィングしてピアノ線を強打します。


決して鍵盤の底を叩くことはありません。


徹底的に下部雑音を排除して演奏するのです。


「辻井伸行」さんが弾くピアノからは、

純粋にピアノ線から発せられる音だけが演奏会場に響き渡ります。


少しピアノを弾くことが出来る人なら、

全ての音を「ハーフトーン」で完璧にコントロールすることが、

如何に至難の技かお分かりかと思います。


実は、一流のピアニストをもってしても不可能なことなのです。


正規のピアノ教育を受けたピアニストはこの様な奏法をしないからです。


しかし、「辻井伸行」さんは、2歳でピアノを始めた時から、

ずっとこのハーフトーン奏法を磨き続けてきたのです。


その結果、澄み切った輝かしい音色を手に入れたのです。


この様な奏法により、

世界最高の技術と音楽性を表現する「辻井伸行」さんを、

私は、「ピアノの神の化身」言い、

ヴァン・クライバーンさんは、「奇跡のピアニスト」と言ったのでした。


さて、いよいよ、来る10月31日、

イギリスのマンチェスターで、佐渡裕指揮、BBCフィルハーモニックと共演して、

初めての曲、セルゲイ・ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」に挑みます。


「辻井伸行」さんは、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を演奏して優勝しました。


それ以来、世界中の名指揮者、名オーケストラと共演して来ました。


「辻井伸行」さんといえば、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」と言われるくらい、

世に知れ渡っています。


しかし、このラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」は、

「辻井伸行」さんにとって、全く初めての曲で、

しかも、「ピアノ協奏曲第2番」よりも更に難曲と言われています。


「辻井伸行」さんは、どんな難曲にも怯むことのない度胸と、

たぐい稀な集中力を持っています。


そして、どんな超絶技巧であっても、

「辻井伸行」さんの指は、全く縺れることのない最高の技術を持っています。


何より、「辻井伸行」さんは、

世界の名指揮者たちから、彼は演奏中に音楽の神と交信している、

と言われる程の、音楽の神から与えられた天賦の音楽性を持っています。


必ずや、世界最高のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を、

マンチェスターのコンサート会場に響かせてくれることでしょう。


本当に楽しみです。


わくわくします。



ではでは。