ギター伴奏では、
その曲が何調で編曲されていても、
歌い手の声の音域に合わせてキーを移動する為、
第1フレットから第11フレットまで、
どのフレットにもカポタストの装着が必要になります。
長調短調24の全ての調のどの調で編曲されていてもです。
音楽におけるこの数学的原理から誰も逃れることは出来ません。
では、ギターとは何調の為に出来ている楽器でしょうか?
数学的には、
解放弦が最も使いやすい「ハ長調」と「イ短調」の為に出来ている楽器だと言えるでしょう。
音楽的にはどうかと言えば、私には何とも言えません。
私は音楽を、常々数学的に処理したいと考えているので、
全ての曲を「ハ長調」もしくは「イ短調」で編曲することにしています。
何調で編曲しても、
その調で合わない場合には、
歌い手の音域に合わせて、
第1フレットから第11フレットのどこかにカポタストを装着しなければならないからです。
であれば、
数学的に最もギターに適していて、
解放弦が最も有効に使える「ハ長調」と「イ短調」が、
ギター伴奏に最適な調であると思い、
私はこれからも使い続けたいと思います。
ではでは。