今回11月10日から18日の予定でインドに急遽行きました。

8日にインドに来るようにと、NPOの理事長から電話があっ他のですが、その折に、今年3月からArraival Visaが復活したと言うのです。

インドは日本がかなり厳しくVisa制限をしているので、インドも日本に対しては、対抗上Visaを要求しています。聞くところによると、インドからの麻薬の流入を防ぐためにとられている処置なのだそうですが、日印交流を深めるには、大きな障害となっています。

 

 

 領収書                     現地での申請書

arraival visaは日本人だけに出されるもので、他国の人には適応されてません。

今回、私も初めてでしたので、ドキドキしていたのですが、深夜デリー空港に到着して、入国手続きの場所に行くと、その一番奥にArraival Visaと書かれた部屋があり、そこに行くと誰もいませんでしたが、私の姿を見て男性職員がやってきました。

事前に写真が必要と思い、日本で用意しましたが、担当官のまでパスポートと申請用紙を出すと、その場で写真が撮られるので、事前の用意は不要です。さらに指紋の押捺の要求もありますが、今回私はありませんでした。

このArraivbal Visaは30日以内で年2回とることができます。

担当官が書類をチェックし、写真を撮り、申請書にハンコを押すと、隣のデスクに行ってお金を払います。2000ルピーで日本円で3800円から4000円になります。カード払いもOKです。

写真の上が領収書になります。

 

現在インドに進出している日本企業数は2015年で1229社だそうです。デリーとハリヤーナ集には450社が進出しています。おそらく50万人くらいがインドを訪れているかもしれません。まだまだ少ないと思いますが、このようなビザの優遇策がとられることで、日本人の訪印がますます増えてくと思います。

訪中日本人は2015年で8%減で、250万人ですから、インドへの訪問者の数は依然少ないと言えるでしょう。

  

インドの道路も改善されて写真は地方の幹線道路です。最近は未舗装の道路はかなり少なくなり、日本で言う県道クラスは舗装されています。それも以前は穴だらけでしたが、舗装技術も上がっているようです。日本企業が多いデリーには圏央道と外環に似た外環状線と内環状線が完成しています。

渋滞はかなりひどいものがあります。

 

  

  

5枚の写真は、デリーの大気汚染の原因となっているごみ処理場とぼた山です。これは国道1号線(アジアハイウェイ)と外環状線がクロスするエリアだと思いますが、焼却されたものの残土です。

焼却も分別されていない死、技術的にも日本とは甚だしい格差があります。

焼却場などもできれば日本の支援で毅然されるといいのですが、自己満足だけで終わってしまう傾向にあります。

今回の原子力協定もいいのですが、ごみ処理の技術でインドに進出してくれる企業があるといいのですが。私の埼玉県の富士見市かな、私の家に近いところで最近有名になっている企業があります。今度一度頼んでみたいですね。

先ほどの写真はハリヤーナ州の農村ですが、ハリヤーナ州は1960年ごろまで砂漠でした。一人の日本人がいまではインドの穀倉地帯となった農地を作ったのです。

youtubeなどにも取り上げられていますので見ていただきたいです。

 

インドに木を植えた日本人 ・インドの不毛地帯を農地に変えた -

YouTubewww.youtube.com/watch?v=ELbSKeDqVUg

2016年7月19日
... インドの不毛地帯を農地に変えた1人の日本人がいる。杉山龍丸(1919-1987)。元 日本陸〇の技術将校だ。戦時中、フィリピンで隼戦闘機隊の整備を担当、壊れた機体を 執念で修理して飛ばし、“幽霊部隊”を作り上げた人物だ。戦後インド ...
100億円を超える自費を投じインドを緑一色にした日本人「杉山龍丸 .

..www.youtube.com/watch?v=2a8IbMR04H42016年1月7日 ... インドでガンジーと並び慕われる日本人「杉山龍丸」。彼は100億円 ...
100億円を超える 自費を投じインドを緑一色にした日本人「杉山龍丸」. 世界から ...
インドに木を植えた 日本人 ・インドの不毛地帯を農地に変えた - Duration: 49:07. 日中韓 ...
世界が尊敬する日本人!私財を投じてインドを救ったとんでもない偉人が ..

.www.youtube.com/watch?v=ty1WuRcC1Gk

2016年6月17日 ... 感動するすごい話・・・ インドで有名な人物と言えば、非暴力不服従を掲げた活動家・・・ ガンジーの名が、真っ先にあがるだ ... その日本人の名は、杉山龍丸。 ... インドに木を 植えた日本人 ・インドの不毛地帯を農地に変えた - Duration: 49:07.

 

インド人がどこまで知っているかはわかりませんが、それは事実です。

そして今、いんどは変わりつつあります。

 

今回デリーで2011年から知り合ったインド人がいて、今回家を訪問しました。彼は現在日本企業で通訳として働いています。彼の家の写真

  

3階建ての家ですが、中流階級の暮らしは、日本と変わらないです。インドが貧しいことは貧しいでしょうが、忌み嫌う国ではありません。

私が訪ねるヒマーチャル・プランディーシュ州のダラムサラでタクシー事業を経営している社長が、今回ダラムサラにホテルを建設してプレオープンしています。

  

ホテルの前で社長さんと一緒に。      ホテルの部屋の一つ。

 

インドと言えば安宿ということになりますが、外国人向けの良質のホテルが造られています。一泊1万円以内です。デリー空港の近くには世界のホテルが並んでいます。

  

良質の料理がいただけます。

  

レストランです。                  左がシェフですね。

 

このプレジデントインは支配人とシェフ、フロアーメネージャーなど経験豊かな人を雇っていて、ダラムサラではレベルの高いホテルとなるでしょう。

このダラムサラでも有能な事業家である社長と大変懇意にさせていただいていて、ダラムサラからデリーへ戻る朝、ご自宅で朝食をごちそうになります。

  

社長の自宅で家族の皆さんと。

インドの人々と仲良くなるのはとても素晴らしことですが、信頼関係が生れてからという事になると思います。もう10年、インドに通い、これからもインドへ来たいと思うわけです。

インドにある種の先入観を持たれている人もいるとは思いますが、インド人は、もっと我々が知らなければならない人たちでしょう。

モディ首相への支持は高く、インドの人々も未来に期待を持っています。確かにとても現実的で、いい加減なところもありますが、そのいい加減さを理解してあげると付き合い安いです。それと日本人にはリスペクトの気持ちを持っていますから、我々が正しい行動をしている限り、我々に危害を与えるようなことはありえない。

そういえば、社長の息子の名前が、ヒンディで「アクティブ」という意味なんだそうですが、お母さんが「女の子にはアクティブなんだけど、もっと仕事にアクティブになってほしいわ」とこぼしていました。どこの親も子供を心配するのは同じです。息子に日本に来て、と言うと、ビザがとれないとこぼしていました。

インド人の訪日について、もっと積極的になってほしいと思います。

 

インドはおそらく中国より多様だと思います。しかし、この多様な社会層・宗教・格差がある中で、民主主義が成立していることが特異なことでしょう。中国とインドはウサギとカメの競争のようなものでしょうが、私はモラリティを持ち宗教的・精神的世界を大事にする人たちに親近感を覚えます。

インドが変化していることを納得していただけるほどに資料があるわけではないが、何かインドの理解に役立てばうれしいです。