2)日露関係 (経済・環境・文化)

サハリン州知事、露日「エネルギー・ブリッジ」構想を提案 24 04 2013 12:35

サハリン州のホロシャヴィン知事が24日、日本でプレゼンテーションを行い、エネルギー部門における日本との協力の展望を示してみせた。また、「アジアにエネルギーの<スーパー・サークル>を構築する。その一環として、ロシア・中国・韓国・日本のエネルギーシステムを統一する」という野心的なプランが示された。

ロシア 日本にサハリンー北海道を結ぶ橋の建設を提案 24 04 2013 10:26

ロシア極東サハリン州当局は、日本側にネヴェリスコイ海峡とラ・ペールズ海峡にかかる舗装橋あるいはトンネルを建設する大規模プロジェクトへの参加を提案している。これにより、ロシアの大陸部とサハリンそして北海道が結ばれる。サハリン州のホロシャヴィン知事が24日、日本で行われたサハリン州のプレゼンテーションで伝えた。

サハリン州知事 日本に一連のエネルギープロジェクトを提案 24 05 2013 10:52

サハリン州のアレクサンドル・ホロシャーヴィン知事は、日本経済産業省に対して、互恵的エネルギープロジェクトへの支援をさらに進めるよう提案した。

ロシアに「スマートシティ」を建設する日本企業 13 05 2013 13:18

日本のイノベーターたちが、ロシアにスマートシティを整備する。「スマート」という言葉には、都市建設の原則や技術への現代的なアプローチや、建設、省エネ、情報技術分野における最先端技術の活用という意味が含まれている。

ロシア、日本に太陽光の可能性を開く 4 06 2013 14:03

太陽エネルギー部門でロシアと日本が共同開発を行う。ロシア側からは「ヘヴェル」社と「レノヴァ」社、合同事業体「ロスナノ」が参加する。開発を指導するのは半導体製造業で世界を牽引する日本企業TELだ。

ロシア人学者 日本を「グリーン超大国」と評す 17 06 2013 14:37

モスクワ国立国際関係大学東洋学講座のドミトリ・ストレリツォフ講座長の論文「ジャパン・アズ・グリーン・スーパーパワー」は、権威のある賞である「国家環境賞2013」の「ロシアにおける環境教育発展」部門にノミネートされ、ロシアの環境運動特別賞である「ゼリョーナヤ・サヴァー」を獲得した。授賞式は66日、モスクワ市内の国立ダーウィン博物館で行われた。 →

ロシアの自動車市場に平等を 26 07 2013 14:03

日本は、廃車にする際のリサイクル費を賄うものとしてロシアで導入されている自動車税について、これを不当とし世界貿易機関(WTO)に提訴した。これまですでに、米国、中国、トルコそしてウクライナが訴えており、日本は、ロシアを提訴した5番目の国となり、EUがイニシアチブを取るWTO枠内での協議に加わった。この自動車税が、ロシアのWTO加盟に際し撤廃された外国車に対する自動車関税の代わりに導入されたのは、20129月の事だった。現在輸入業者は、外国から輸入される新車にも、そして中古車に対しても、この税金を支払っている。またロシア国内で活動しているメーカーも、当局に対し、新車の安全な廃車を保障しなくてはならない。

露日 経済・観光分野における協力関係について協議 21 08 2013 11:13

京都舞鶴市で21日、日本の日本海側の地域と、ロシア極東シベリア地域の市長たちによる日ロ沿岸市長会議がスタートした。会議では、経済および観光分野における協力関係について協議される。

日本企業 「ガスプロムLNGウラジオストク」の株主になるか 26 09 2013 11:40

ロシアの石油ガス大手「ガスプロム」は、日本、中国などの企業との間で、ウラジオストクからのLNG供給契約に関する交渉を行っている。ガスプロムで東方プロジェクトを担当するヴィクトル・チモシロフ氏がインターファックス通信に対して明らかにした。また資本参加に関する交渉も並行して行っており、開発技術を持つ会社や購入者となる会社が参加する可能性があるという。現在交渉を行っている相手の名前は明かしていないが、まずは日本企業が挙がっているという。

APECサミットで日ロ首脳会談 経済関係の発展テーマに 4 10 2013 12:35

バリ島で開かれるAPECサミットの枠内で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と日本の安倍晋三首相が4度目となる首脳会談を行う。 →

国立プーシキン造形美術館 アントノワ総裁に旭日重光章 3 11 2013 13:21

世界的に有名な芸術研究家で、国立プーシキン造形美術館の総裁を務めるイリーナ・アントノワ女史は日本から旭日重光章を授与されることとなった。 →

日本の医者がロシア語を話す日も近い? 3 11 2013 10:40

日本の各病院と観光各社は医療ツーリズム推進で協力を強めている。外国からの患者に必要となるサービスを提供するための総合センターも設立された。これは2030年までに日本への外国人観光客を3倍以上に増やすという目標を掲げている安倍晋三首相からも支持されている。その一環として、観光のジャンルを増やそうというものだ。 →

ロシア内部に入り込もうとする日本のビジネス 20 11 2013 13:40

ロシアで展開される日本のビジネスはその分布を拡大しつつある。11月21日、日本の原田大使を団長とする実業界の代表団はブリヤート共和国の首都ウラン・ウデ入りする。代表団には三菱自動車、YOKOHAMA RUSSIA、丸紅商事、ロトボ、伊藤忠、住友三井RUS、日本ビジネスクラブ各社の代表らが参加している。今回のウラン・ウデ訪問のイニシアチブをとったのはロシア議会下院(国家会議)の議員であり、議会内で日本の国会との相互関係グループのコーディネーター役を務めているミハイル・スリペンチュク氏。

大陸間にかかる橋 21 11 2013 13:10

サハリンでは「今世紀最大のプロジェクト」が再び検討されだした。そのプロジェクトとは、大陸と島を橋でつなごうというもの。サハリンでは州知事、連邦閣僚、投資家となりうる人物らを交えた学術実践会議が行われた。日本からもプロジェクトに関心を持つ人々が参加している。日本側は北海道をサハリンと結ぶ橋の建設を真剣に検討している。これらの二つのプロジェクトが平行して実現化された場合、日本とロシアとEUをつなぐ大陸横断ルートが開通することになる。

モスクワ、未来のメガポリスを考える 7 12 2013 16:44

モスクワで第3回アーバニズム・フォーラムが開催された。NY、東京、シンガポール、北京、リオデジャネイロなど、世界を代表する大都市を擁する26ヶ国から専門家が参集し、21世紀の大都市について討議した。 →

ヤクート共和国 日本の最新技術のための実験場に 20 12 2013 16:12

ヤクート共和国は来年から、エネルギー、エコロジー、農業などの分野で日本の最新技術の実験場となる。イタルタス通信が、ヤクートサハ共和国科学アカデミーイノベーション技術導入部長のアレクサンドル・サラマトフ氏の話として伝えた。 →

プーシキン美術館総裁イリーナ・アントーノワと勲章 20 12 2013 14:16

原田親仁駐ロシア日本大使が「伝説的」と讃える人物、それがプーシキン美術館の元館長・現総裁イリーナ・アントーノワ氏だ。モスクワの日本大使館で18日、アントーノワ氏に旭日賞が授与された。日本文化のロシア社会への紹介、そして両国の文化交流の発展への貢献が認められた。

国立プーシキン造形美術館のアントノワ総裁に日本から旭日重光章 19 12 2013 09:55

本日、在モスクワ日本大使館では国立プーシキン造形美術館のイリーナ・アントノワ総裁に対して旭日重光章が授与される。リアノーボスチ通信がプーシキン美術館からの情報として伝えたところによれば、日本とロシアの文化協力に対する貢献が評価されたものだという。

ロシア産精肉、来年夏から日本へ輸出開始 17 12 2013 00:51

ロシアは日本向けの豚、鶏、鹿、牛、羊肉の輸出を再開できる。ロシア農業省が声明を表した。

食肉の供給で合意したロシアと日本 18 12 2013 15:40

ロシアと日本は、食肉および食肉加工品の輸出入に関する可能性について協議した。ロシア連邦獣医・植物検疫監督局が伝えたところによると、同局のヴラソフ副局長と、日本の川島農林水産相が交渉を行った。日本側は、関税同盟加盟国への牛肉の輸出に関心を示し、ロシア側は、日本がロシア産の鶏肉、鶏肉製品、鹿肉および、加熱処理された豚肉、牛肉、羊肉の輸入制限を撤廃することへの関心を表したという。ロシア連邦獣医・植物検疫監督局のアレクセンコ報道官は、協議は日本側の提案で実施されたと指摘し、次のように語っている。 →

日本経済、記録的な速度で回復へ 18 12 2013 11:28

日本の貿易収支赤字は11月、この数値の計測開始以来、この月としては最大となった。ただし赤字額は事前予想を下回った。マーケットウォッチが公式発表を引用して伝えた。

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政治・軍事につづき、経済関係のニュースを見てみると、ロシアが切実に日本との経済関係を拡大したいと望んでいることだ。

日本サイドでは、ロシアに対する不信感がまだ拭えていないから、ロシアに利用されるのでではないかと思う人たちも多いと思える。それゆえサハリン州のビッグプロジェクトについても国内では反応がないように見受けられる。

天然ガスのパイプラインの問題も解決していない。日本は中国と天秤にかけられるような政策を嫌う。

今年一年のニュースの中で、「ヤクート共和国 日本の最新技術のための実験場に 20 12 2013 」のニュースが関心を引く。その内容は以下。

<ヤクート共和国は来年から、エネルギー、エコロジー、農業などの分野で日本の最新技術の実験場となる。イタルタス通信が、ヤクートサハ共和国科学アカデミーイノベーション技術導入部長のアレクサンドル・サラマトフ氏の話として伝えた。サラマトフ部長によれば、「ヤクート全土で年間を通じて実験が行われる。すでに北海道銀行ロシア代表のミカミ・ノリヒト氏とロードマップに調印した。北海道銀行が日本側の企業利益を代表する形で、来年から開始される。」という。


方向性のなかには、北方の気象条件かにおけるエネルギー効率や代替エネルギー源などのほか、エコロジーの分野ではバイオ便所からの肥料などがある。サラマトフ部長によれば、結果が良い場合には、ヤクートにそれらの技術が導入されることになるという。日本とヤクート共和国は農業の分野でも協力し、すでに超音波搾乳機などに関する合意が達成されている。そのほか、日本は観光分野においても関心を示している。>


ロシアについての知識もないので、少し調べてみたが、ロシアのシベリア地区というのはバイカル湖を中心にしたロシアの中央部で、さらに日本海に接する地域は極東地方といので、その中のサハ州がヤクート共和国のある部分らしい。問題は人口が極東地域で200万人くらいしかいないということだ。ウラル山脈を超えた東側は、膨大な森林地帯だけれど、点と線で結ばれたエリアで、経済効率がとても悪いということなのだ。






アジアとは異なるちいさな市場での経済開発を考え、知恵を出すことは将来の日本のためにも必要なことだと思える。

投資先としてロシアと手をつなぐことは良いことだし、日本を必要とする国にはきちんと対応すべきだろう。

日本の産業を補完するエネルギー資源開発と、農業分野での実験場としての役割を求めるなど、広大な土地の利用方法を検討する必要があるだろう。

極東地域だけでは市場がない。モンゴルと変わらない程度の人口であり、日本で言えば福島県ていどの規模なのだ。

樺太と日本を結ぶ橋の建設を提案されているけれど、この効率を考えると厳しいと言わざるを得ないだろう。それよりも日本とロシアで中国や、ロシア国内への輸出する生産物と産業拠点として立案することが出来るかどうかが問題だろう。