実は、レオの前に、他の子を迎えるはずだった話です。(ちょっと長くなりますが)
この子は、りおん(仮)です。
2月にペットショップから家に迎えるはずだった子です。
とっても小さい子で、ご飯を一人で食べられない状態のため、引き渡しが延期になり3週間たった頃、皮膚病になってしまいました。
治療に3週間かかる事、やっぱりご飯を食べられないこと、私達が夫婦共働きのことなどで、他の子にするように勧められました。
他の子?って思いましたが、ショップから買うってそういう選択肢があるんですね。
でも、仕事を辞めてこの子を育てることもできなかったし、日中、一人でお留守番をさせることもできなかった。
あの頃の私は、はじの最後がそうだったから、ご飯をたべない=死ってすぐ結びついてしまう・・・
スコティッシュの先天性異常の事なども不安で・・・
この子は大丈夫なんだろうか?
ダンナに、このことを話したらすぐに「やめよう」って言葉が返ってきました。
家に迎える準備は整っていて、名前も決めていました。
3週間の間に、暇をみつけては顔を見に行って、すっかり情が移っているのに?
結局、キャンセルしました。
情けない私は、あの子の成長を信じて待ってあげられなかったのです。
はじが亡くなってから、そんなに経っていないのに次の子をと考えた私は薄情なのかとか、病弱そうな子だからキャンセルってなんて冷たいんだろう。
そもそも、私は猫を迎える資格ないんじゃないか?
自分に自信がなくなり、猫と暮らすことにも自信がなくなりかけていた時、レオに出会いました。
今度迎える子は・・・なんてあれこれ考えていたのに、本当に衝動買いのように出会ったその日に連れてきたんです
レオが初めてご飯を食べている姿を見て、嬉しくって涙がでました。
結局りおん(仮)は、レオを迎えた後にご飯をちゃんと食べれるようになり、皮膚病も完治し、とってもやんちゃな子になったらしいです(^O^) 他の子より、少し成長が遅い子だったようです。
先日、レオのフードを買いに行った時、あの子に新しい家族が決まった話を聞きました。
複雑な想いもあるけど・・・
私は、してあげられなかったけど、幸せになってね。
最近、レオのやんちゃぶりに少し疲れていた私ですが・・・
元気なこと、ご飯をよく食べてくれること、一人でお留守番をしてくれること。
このことだけでも、ありがたいと思わないとね。
贅沢をいったら、ダメだよね。
あ~ぁ、もっと大らかで器の大きな人になりたいな・・・