歩ければ、オムツ交換を頼む必要はない。
だから、できるだけ早く歩けるようにするのが大切である。
ところが、隣人は「もう歩けない」と平気で言うので
流石に、「直ぐに、歩けますよ」
「20年以上寝たきりで90歳の爺さんが歩いた例もある。」と応えたが
聞く耳を持たず、「もう歩けない」と、念仏のように繰り返す。
更に、入歯を外しているのを見ると、「ずっと外していたから、もうつけられない」と
悲観的なことを言うのである。
この入歯は作ったばかりだから合うのだと伝えても、まるで反応しない。
勿論、この人に悪気は無いのである。
ただ、人生に対して悲観主義なのである。
これに対して、O型は楽観主義者が多い。
以前にも書いたように、O型の自殺率は低いことにも表れている。
この隣人の悲観主義者は周囲を不幸にしているのが分かっていない。
恐らく、A型である。A型は猪突盲信で自分の目前しか見えないし
周囲に気を配ってるようで、周囲が見えていないので浮いてしまう。

では、悲観主義者が周囲を常に不幸にするかと言えば、そうでもない。
精神医学の音楽療法で”同質の原理”と呼ばれているものがあるが
これは、bio-feedbackを利用したものであって
鬱病の患者には、暗い曲を聞かせるのがいい。
明るい曲は益々、気持ちを沈めてしまうのである。
例えば、コンパで一人がハシャギ過ぎていると興醒めになるものである。
しかし、暗く沈んだ人間がいても、皆、彼を無視してハシャいでいるものだ。
僕が高校時代に良く読んだのはショーペンハウエルである。
彼は、厭世主義者として知られているが、デカンショ節の”ショ”であり
昔から大学生にとっては必読の書である。
彼の書物を読まない者など大学生の資格はない。
大学の2年間(教養)というのは、その為にある。
ショーペンハウエルは人生や人間、社会について悲観的なことしか書いていないが、
彼の哲学は我々を明るくしてくれる。これは「同質の原理」である。
逆に、ニーチェは超人思想と揶揄されるように、個人楽観主義であり
読むものを暗く(虚無主義者)することが多い。

世界史を暗記していると、あらゆる世界の名著を知ることができる。
我々は本屋に行っても、図書館に行っても少し興奮することができる。
この興奮の程度が、僕の場合、丁度、便意を催す。
これは今流行りの過敏性大腸症候群のそれである。
緊張が強いと交感神経で、便意は抑えられる(でなければ敵から逃げられない)から
副交感神経が働く程度の興奮が、過敏性大腸の引き金となる。