2014年第6回AKB選抜総選挙に関する私の雑感・妄想を
数回に渡って書いてみようと思います。
今回は、今年の総選挙の中心である指原莉乃の偶像や存在に関して書きます。
結論
指原莉乃はAKBグループの「ゆるキャラ」です。
「さっしー」は「ふなっしー」と同じような偶像・存在です。
指原莉乃の愛称は「さっしー」。
この「さっしー」という愛称は愛称の枠を超えて、
へタレ、問題児、ブスキャラ、庶民的タレントなどの
彼女の個性や特性を含んだ偶像・キャラクターになっています。
指原のタレントイメージが偶像化してキャラクターになっていると言えます。
そのキャラクターは、まるで各都道府県に数多存在する「ゆるキャラ」のようです。
より具体的に彼女に関して言及するならば、
「さっしー」は「ふなっしー」と同じような世間での存在・偶像です。
ミッキーマウスやハローキティーに比べて「ふなっしー」は、
可愛くない、不気味、変な印象、曖昧すぎるキャラクターですが、
何故だか観た者に強烈な印象を与えます。
子供も大人も「可愛くないけど存在が何となく面白い」と感じています。
ふなっしーのグッズを買った人、ふなっしーに歓声を上げている人は、
「ミッキーマウスやハローキティの方が存在・価値・質の面でふなっしーよりも
圧倒的に上回る」と認識した上で、ふなっしー熱を高めています。
(これは日本中の共通認識、集団的意識)
(数年後はふなっしーへの興味が格段に薄れると認識している)
これと同じような事が指原莉乃=さっしーにも当てはまります。
「可愛くないけど、凄く面白くないけど、本気で憧れないけど、
何だか指原が気になる」という感情を持つ人が多くいます。
その筆頭が秋元康です。映画監督の福田雄一も同様です。
多くの日本人がふなっしーに抱く感情と同じように
指原を可愛がる人、気になる人たちにとって指原莉乃は、
AKBグループの「ゆるキャラ」と感じていることでしょう。
(「親しみやすさ」と「普通さ」が最大の売り)
子役の鈴木福くんは昨年「さっしーに投票した」と発言しています。
彼のように小学生にとって指原をアイドルではなく、
ゆるキャラのような気持ちで捉えています。
「さっしー」は「ふなっしー」と同様に「ゆるキャラ」なので、
ゆるキャラを応援する感覚で小学生が去年の総選挙で指原に投票しました。
小学生にとって指原莉乃は人間ではなく、ゆるキャラ「さっしー」なのです。
指原はスキャンダル発覚以降、「アイドル・指原」のファンは
数が減りましたが、総選挙では1位になりました。
その要因の一つが「ゆるキャラ・さっしー」ファンや
面白がる人が指原莉乃に投票したからです。
次回は『「さっしー=ふなっしー」論』を踏まえて、
今年の総選挙の中心人物である指原莉乃の
総選挙での支持者に関して書きます。