朗読「銭形平次」
「軍学者の妾 」、YouTubeチャンネルにて公開いたしました。
「サア親分」
八五郎の大變が飛込んで來たのは、此騷ぎの第一幕でした。
「どうした八、相變らずあわてゝゐるぢやないか」
平次は朝の膳を押しやつて、この忠實無比な子分を迎へるのです。
「軍学者の妾」の地理的な話です。
今回は、ほとんど春名塾のある
お玉ヶ池 でのお話ですね。
神田明神 : 平次の住んでいるのは神田明神下御台所町。
お玉ヶ池 : 春名秋岳の開く春名塾のある場所。
お玉ヶ池は、
昔、この辺に「お玉ヶ池」という池があったとされることから
付いた地名。
不忍池よりも大きかったという言い伝えもあるそうですが、
江戸時代?この頃にはすでになかったみたいで、
お玉ヶ池跡には、今も玉池稲荷というのが建っている。
先日神田辺りに行ってきたので
玉池稲荷にも行ってみた。
桜が池という池のそばにあった茶店の看板娘・お玉が
二人の男性から好意を寄せられ決めかねて
池に身を投げたことで
池は「お玉ヶ池」と呼ばれるようになり、
お玉の供養に玉池稲荷が建ったという言い伝えみたい。
近くには
蘭学者たちが出資して作った
「お玉ヶ池種痘所」というのもあったらしいので、
その跡も見に行く。
地図を見ながら歩いたけどなかなか見つからなくて
やっとあったー!
なんか、道路にね、突然あるんですよ。
「お玉ヶ池種痘所跡」が。
こんな感じ。
本文にも
「平賀源内が塾を開き、
千葉周作が道場を建てたところで、」
とありますが
北辰一刀流の開祖・千葉周作の道場
玄武館跡も探しに行く。
こんな感じの一角に、
![てんとうむし](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
【戌刻】 いつつ
夜八時頃。
(五)
【二両】 にりょう
一両= 5~10万円くらいとすると、
今の10万~20万。
【三両】 さんりょう
一両= 5~10万円くらいとすると、
今の15万~30万。
【安珍清姫】 あんちんきよひめ
紀伊国(和歌山県)、道成寺の伝説。
熊野に参詣に来た僧・安珍は
土地の真砂の庄司の娘・清姫に言い寄られて困り、
「帰りに立ち寄る」約束を破り逃げる。
蛇となって追いかけてきた清姫が
道成寺の鐘に隠れた安珍を鐘ごと焼き殺す。
畜生道に落ちた二人は、道成寺の住職の読経により成仏する。