「銭形平次捕物控 瓢箪供養(一)(二)」野村胡堂 | ゆづき24時 2nd

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朗読「銭形平次」

「瓢箪供養、ただいま準備中です。

 

雑談 第1回目です。

 

 

「銭形平次捕物控 瓢箪供養」

 

平次は煙管を伸して、腹這いになったまま一服つけました。
紫の烟が、春の光の中にゆらゆらと流れると、

どこかの飼い鶯の声が、びっくりするほど近々と聞えます。

長閑な二月の昼下がり、――

 

 

てんとうむし

 

 

予告編、登場人物のご紹介です。

 

セキセイインコ黄 瓢箪供養 登場人物紹介 セキセイインコ黄

 

クローバー 神田の平次

明神下に住む岡っ引き。

通称・銭形平次。

クローバー 八五郎

平次の一の子分。

通称・ガラッ八。

クローバー お静

平次の女房。

 

黄色い花 佐兵衛 (瓢々斎)

寺島に住む隠居。

禁酒のため瓢箪供養をした翌日に亡くなる。

 

あじさい 露の家正吉

佐兵衛の家に入り浸っている友人。

雑排などを嗜む。

 

チューリップ紫 元助

佐兵衛の家の下男。

チューリップ紫 お滝

佐兵衛の家の下女で、元助の女房。

 

ヒマワリ 駒三郎

番頭。佐兵衛の甥。

ヒマワリ お為

駒三郎の囲っている女。

 

チューリップ赤 佐太郎

佐兵衛の息子。
結婚がきっかけで勘当され、
寺島の隣の家に住んでいる。

チューリップ赤 お松

佐太郎の女房。長患い中。

チューリップ赤 春吉

佐太郎の息子。六つ。
 

ぶどう 漆平馬

係り同心。

 

いちご 石原の利助

平次をライバル視する先輩の岡っ引き。

いちご お品

利助の娘。

利助が身体を悪くしてからは、

利助に代わって子分たちを取り仕切っている。

 

 

 

 

てんとうむし
 
 
 
「瓢箪供養」です。
2月のお話です。
 
旧暦の2月といいますと、
現在(新暦)の2月下旬~4月上旬になるらしいので
今の2月よりはもうちょっと春っぽいのかもしれません。
 
旧暦の2月って、つまり
「春分」を含む月だそうですが、
そもそも春分ってなんだ?
って知ってるようで実はあんまり深くは知らない。
 
「春分の日」
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日だと言うけど…
 
何かいろいろ検索してみると
「太陽が春分点を通過した日」だとか
じゃあ「春分点」ってなんだろうとか、いろいろ難しい。
 
春分の日はだいたい3月20日か21日、
「春分の日」の祝日は毎年3月の21日、などと
決められているのかと思ったら
一応、毎年
天文計算で、20日か21日かが変わっているらしいんだけど
そうだったの!?
 
2000年以降はハッピーマンデー制度があるけど
今まで20日、21日以外の日が春分の日になったことはないらしい。
 
だいたいウィキペディア調べ。
 
 
てんとうむし
 
 
今回もまた、いつものように
平次と八が自宅で事件のあらましなどを話す場面から
お話が始まりますが、
 
いつもとは少し角度を変えた絵にしてみました。
 
 
いや、平次「腹這いになったまま」とあったので、
平次はおそらく縁側近くで腹這いに、
八五郎はその横、縁側に腰かけてるような絵が
浮かびましたのでこんな感じに。
 
平次ではあんまりこういうアングルで描いたことがなかったので
少し斬新。
 

 

 

てんとうむし

 

 

 

というわけで 

今回もしばらくお付き合いのほど、

宜しくお願い致します! 

 

次回につづく!猫あたま

 

 

 

てんとうむし

 

 

(一)

【寺島】 てらじま

東向島あたり。寺島村。

村内が寺の境内で

隅田川の洲のような土地だったので

寺島村になったとか。

 

(二)

【横山町】 よこやまちょう 
日本橋横山町。
両国広小路にも近く、
商店街、問屋街でもあった。
 

【番所】 ばんしょ
警備や見張りのために設置された

番人が詰めるために設けられた施設。

 

【番頭】【手代】 ばんとう てだい
江戸時代の商家の役職のひとつ。
番頭は、商家で、使用人の内で最高の地位にあるもの。
10歳前後で小僧として住み込んで、→ 手代 → 番頭 となる。

 

【三百両】 さんびゃくりょう
一両が現代の 5~10万円とすると、

¥1,500万~3,000万くらい。

 

【金目垣】 かなめがき

要垣、金目垣。かなめもち(あかめもち)を植えた生垣。

 

 

 

 

 
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