朗読「銭形平次」
「瓢箪供養」、ただいま準備中です。
雑談 第1回目です。
紫の烟が、春の光の中にゆらゆらと流れると、
どこかの飼い鶯の声が、びっくりするほど近々と聞えます。
長閑な二月の昼下がり、――
予告編、登場人物のご紹介です。
瓢箪供養 登場人物紹介
神田の平次
明神下に住む岡っ引き。
通称・銭形平次。
八五郎
平次の一の子分。
通称・ガラッ八。
お静
平次の女房。
佐兵衛 (瓢々斎)
寺島に住む隠居。
禁酒のため瓢箪供養をした翌日に亡くなる。
露の家正吉
佐兵衛の家に入り浸っている友人。
雑排などを嗜む。
元助
佐兵衛の家の下男。
お滝
佐兵衛の家の下女で、元助の女房。
駒三郎
お為
駒三郎の囲っている女。
佐太郎
お松
春吉
漆平馬
係り同心。
石原の利助
平次をライバル視する先輩の岡っ引き。
お品
利助の娘。
利助が身体を悪くしてからは、
利助に代わって子分たちを取り仕切っている。
![てんとうむし](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
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というわけで
今回もしばらくお付き合いのほど、
宜しくお願い致します!
次回につづく!
(一)
【寺島】 てらじま
東向島あたり。寺島村。
村内が寺の境内で
隅田川の洲のような土地だったので
寺島村になったとか。
(二)
【横山町】 よこやまちょう【番所】 ばんしょ
警備や見張りのために設置された
番人が詰めるために設けられた施設。
【番頭】【手代】 ばんとう てだい
江戸時代の商家の役職のひとつ。
番頭は、商家で、使用人の内で最高の地位にあるもの。
10歳前後で小僧として住み込んで、→ 手代 → 番頭 となる。
【三百両】 さんびゃくりょう
一両が現代の 5~10万円とすると、
¥1,500万~3,000万くらい。
【金目垣】 かなめがき
要垣、金目垣。かなめもち(あかめもち)を植えた生垣。