「銭形平次捕物控 六軒長屋(一)(二)」野村胡堂 | ゆづき24時 2nd

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朗読「銭形平次」

「六軒長屋」、ただいま準備中です。

 

 

雑談 第1回目です。

 

 

「銭形平次捕物控 六軒長屋」

 

本郷菊坂の六軒長屋――

袋路地のいちばん奥の左側に住んでいる、

烏婆アのお六が、その日の朝、

無惨な死骸になって発見されたのです。

見付けたのは、人もあろうに、隣に住んでいる大工の金五郎の娘お美乃

 

 

てんとうむし

 

 

 

予告編、登場人物のご紹介です。

 

家 六軒長屋 登場人物紹介 家

 

チューリップ赤 神田の平次

明神下に住む岡っ引き。

通称・銭形平次。

チューリップ赤 八五郎

平次の一の子分。

通称・ガラッ八。

 

 

チューリップ黄 お美乃

長屋の住人。金五郎の娘。

チューリップ黄 金五郎

長屋の住人。大工。

 

チューリップ紫 岩吉

長屋の住人。鋳掛屋。

 

チューリップオレンジ 佐の市

長屋の住人。按摩。

チューリップオレンジ およの

長屋の住人。佐の市の母親。

 
チューリップピンク 与八
長屋の住人。日傭取。
チューリップピンク お石

長屋の住人。与八の女房。

 
チューリップ黄 お六
長屋の住人。金貸し?
 
チューリップ紫 雪之助
長屋の外に住む、丸木屋の次男。
 
 
チューリップ赤 真砂町の喜三郎

真砂町の岡っ引き。

平次とは懇意にしている。

 
 
てんとうむし
 
 
さて、「六軒長屋」です。
長屋ものです。
 
そもそも時代物は好きなんですけど、実は、
武士ものとか戦国時代とか幕末とかは
あんまりわかんなくて、
江戸時代の庶民の生活
市井の人たちのお話とかが好きです。
 
なので、
長屋を題材にしたお話をお届けできるのは
うれしいのです。
 
江戸時代の町人、庶民のお話…
銭形平次はもちろん、
山本周五郎とか
宮部みゆきサン、藤沢周平サンとか。とかとか。
 
しかし、
長屋もの… 背景どうしよう?などと悩む。
 
時代劇なんかだとよく見かけますけれども、
実際絵にしてみようと思うと難しいですねえ。
 
まあ、なんとなく長屋の雰囲気が出れば、と
 
こんな感じ、こんな感じにしてみましたですよ。
 
 

てんとうむし

 

 

それから、

朗読UP前の情報としては、

 

六軒長屋の配置、などでしょうか。

 

こんな感じ。

 

 

前に、長屋が出てくるお話のときに

解説用に載せた絵↓ですが、

 

よくある長屋の例としまして、こんな感じ。

 

 

「九尺二間の裏長屋」という言葉がありますが、

ひと世帯が、

奥行二間 = 約3.6m

幅九尺 = 約2.7m 、ぐらい。

 

長屋ごとに木戸があって、

表通りに面して表長屋があるイメージ、

丸木屋の次男坊・雪之助

この表長屋に住んでいる、ってことですね。

 

木戸は

住人たちが

朝、木戸の鍵を開けて、

夜、鍵を閉める。

 

事件は、

この木戸の締まっている時間に起こったという、

そうか! 

ミステリでいうところの

クローズド・サークルってやつですよ!

 

 

てんとうむし

 

 

さてさて、

個性豊かな長屋の住人たち、その他が出てきますので、

それぞれのセリフだったりイラストの描き分けが

楽しくもあり、大変でもあり。

 

そうそう、今回、

「真砂町の喜三郎」親分が出てきますが、

本文にある

「大根畠の小町娘が、白痴の定吉に殺された事件」

というのは、

銭形平次シリーズの 「人形の誘惑」

というお話のことです。

「人形の誘惑」以来の再登場というわけですね。

 

 

実は喜三郎親分は私の朗読でも、

朗読カフェ時代に一番最初にやった「銭形平次」、

「お篠姉妹」に出てきてたんですが、

その時は喜三郎親分、

こんなキャラクターとは知らずに

全然違う設定でセリフ言ってたぞ…

 

というわけで、

いつの日か「お篠姉妹」も再録音をしよう

と思う今日この頃です。

 

 

てんとうむし

 

 

というわけで 

今回もしばらくお付き合いのほど、

宜しくお願い致します! 

 

次回につづく!猫あたま

 

 

 

てんとうむし

 

 

 

 

 

(一)

【長屋】 ながや
棟の長い家屋。
また、壁を境に、玄関を別に、
一棟に別々の家が隣り合って住んでいる建物。
江戸時代は、武家屋敷内部の家臣の家や、
町家などに多く見られた。

 

 

 

【鳥目】 ちょう‐もく
銭の異称。また、一般に金銭の異称。
江戸時代までの銭貨は中心に穴があり、
その形が鳥の目に似ていたところからいう。「お鳥目」。 

 

【鋳掛屋】 いかけや

鍋や釜など、鋳物の修理などを行う職人。

店を出す感じじゃなくて、

道具を持って町を歩いてたみたいですよ。

 

【町役人(ちょうやくにん)】 ちょうやくにん
長屋で集団生活をおくる町人たちの中から、
身分的には同じ町人でありながら、

町奉行支配のもとで、町の自治を担った人。
町年寄りの下に、町名主・月行事・書役・家持・家主などがいる。
「町役人(まちやくにん)」と読んだ場合は、

町奉行所の役人のことを指す。

 

(二)

【一両】 いちりょう
江戸時代の金貨の単位。金貨には「両」「分」「朱」がある。 

一両 = ¥ 50,000 ~ ¥100,000 くらいですかね。

 

【三十両】 さんじゅうりょう

一両 = 5~10万円くらいとすると、

150~300万円くらい。

 

【五十両】 ごじゅうりょう

一両= 5~10万円くらいとすると、

50両は 250~500万。

 

 

 

 

 
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