吾輩は猫である 第六話③ | ゆづき24時 2nd

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朗読「吾輩は猫である」 、
第6話
解説、というか雑談、最終回です。

 

 

 


吾輩は猫である 第六話 夏目漱石


黒猫 以下、紹介文の 小分けの章タイトルを
   クリックしていただくと、
   youtube の 各章のところから
   再生できるようになっております。


てんとうむし


6-13 東風が来た

 
東風くん、久しぶりだなあ。
前回出てきたのは
本人登場が2話、
3話には噂話が出てきた程度だっけ?
 
東風くん、久しぶりに描いた。
こんなんだったっけ?
1975年版の「吾輩は猫~」の映画では、
東風くん、
篠田三郎さんが演ってるということで、
私としては
男前を想定してるんですけど。
 
 
 

てんとうむし

6-14 俳劇

 
「次の朗読会に 何か良い趣向はあるまいか」
 
というので、寒月くんが考えた脚本を提案。
それは、「俳劇」
 
“俳句趣味の劇”、略して“俳劇”
 
舞台には
 と
柳の枝にとまるカラス
柳の下に 行水をする美人
 
そこへ、俳人・高浜虚子がやってきて
 
「行水の女に惚れる烏かな」
 
と一句読んだところで
拍子木に、幕。
 
やー、もうなんかこれ、
この、寒月くんが この俳劇を
提案してるところ まるまる
シティボーイズのライブで見たい感じです。
 
ちょんちょんちょんちょん…
ていう拍子木の音が聞こえてきそうです。
 
 
高浜虚子といえば
「吾輩は猫~」が載った雑誌「ホトトギス」
選者の一人、
 
ドラマ「夏目漱石の妻」でも
漱石が 虚子に「猫~」の原稿を見せる
場面があったなー。
 
漱石は最初は
「猫伝」というタイトルにしようと思ったんだけど
虚子にアドバイスされて
「吾輩は猫である」というタイトルに
なったという話は…
どこで読んだんだっけ?
ちょっと忘れましたが、
調べるといろいろ出てきます。
 
 

てんとうむし

 

 

6-15 富子嬢に捧ぐ

 
東風くんが 近日 詩集を出すというので
その稿本を見せてもらう。
第1頁目には
 
「世の人に似ずあえかに見え給う
富子嬢に捧ぐ」
 
富子嬢って… あの富子嬢?
金田家の令嬢、
寒月くんが嫁に…と思っている
富子嬢ですね。
 
私的には 迷亭の感想
「やあ、捧げたね」
というのが好き。
 
 
しかし、迷亭が「僕ならこうする」という句には
「鼻の下」が加えられる。
これまでの金田とのいきさつを知らない
東風くんには
なんのことやら、ですね。
 
 
このあと、
東風くんが 自分の友人「そうせき」
という人の話を持ち出しますが、
「一夜」という短編を書いた、ということは
漱石のことなんでしょうが、
お話中に出てくる “そうせき氏” には
「送籍」という字があてられてます。
 

 

てんとうむし



6-16 主人の短文

 

主人も短文を書いたので、
ほんの座興ですが、とご披露。
 
「大和魂!」
 
動画の方では 6枚ほどで
イラストの方にも全文掲載してみましたが
こちらでは割愛しますが。
(だいたいずっと同じ絵なので)
 
「起こし得て突兀」
「天然居士以上の作」
「そこへ寒月も(大和魂を)有っていると
つけてください」
 
等々、合間に入る
迷亭たちの合いの手がおもしろい。
 
「君も誰かに捧げたらどうだ」
「君に捧げてやろうか」
「まっぴらだ」
 
という主人と迷亭の会話もツボ。
 
 
しかし吾輩もいつまでも
駄弁を聴いてるわけにもいかないから、
庭へカマキリを探しに出た。
 
 
やー、特に何も
事件が起こるわけじゃないんだけど、
平和でいいなあ。
 

 

 

 

 

 
てんとうむし

 

 

以上で、第六話 終了です。

では、第七話でお会いしましょう!

 

 

また、6話に描いたイラストを使って

まちがい探しを作りました。

 

よかったら 探してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

てんとうむし
 

 

 

 

ご視聴ありがとうございました! 虹

 

 

 

 

 

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