小学生のときに好きだったかずみちゃんは牛乳が苦手で、いつも先生に「飲み終わるまで昼休みは無しです。」と叱られては、独り教室に残り、掃除が始まるまで牛乳瓶とにらめっこをしていた。
僕はと言えば、どんくさいやつだなぁと思いながら、いつもそんな彼女を後目に、給食を食べ終わると真っ先に校庭に飛び出していた。
毎日毎日、みんなが楽しそうに遊ぶのを見ながら、かずみちゃんはどんな気持ちで牛乳を飲んでいたんだろう。
たまには誰もみてない隙に、こっそり飲み終わった自分の瓶と入れ替えて、「外、行こう」とか言ってやれば良かったかななんて、今になってふと思ったりもする。
あ、いや、ダメだ。
小学生のときにそんなことしたら、周りがぜってー見逃さない。
必ず誰かが「先生、ハゲ蔵くんがかずみちゃんと牛乳瓶を入れ替えました!」とか言ってチクったうえに、「えー、なにー、ナンバくんはかずみちゃんのこと好きなんじゃないの!?」とか言ってはやし立てて、みんなして人の恋路を邪魔したはずだ。
いやいや、いまこれを読んでるお前らだってそうだぞ。
胸に手を当てて想像してみ?
もしも子供のころ、オレがそんなことしてるの見たら、大騒ぎして邪魔しただろ?
まぁ、それはともかく、どっか に牛乳が苦手な女子はおらんかな。
今なら人目なんて気にせずに、オレが速攻で牛乳をやっつけてやるのに。
(`・ω・) ムッフー!!