転がれ、はげ蔵

転がれ、はげ蔵

七つ集めると願い事がかなうという「虹色のカツラ」を探し求めつつ、ライブの写真を撮ったりバンドのアー写を撮ったりする、ごくありふれた日常について。

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眠っていたら、夢にサンタクロースが出てきた。

「はげ蔵君はいつも良い子にしているから、素敵なプレゼントをあげるとしよう。」
「遠慮はいらないから、何が欲しいのか言ってごらん。」

「か、髪の毛!」
「髪の毛が欲しい!!!」

「なんだ、そんなものでいいのかい?」
「任せなさい、お安い御用だ。」



 …

そして朝。
小鳥たちがさえずる声を聴きながら目を覚ますと、枕元にピカピカの『ヅラ』がひとつ置いてあった。

「あのね、サンタさん…」
「 そ う い う 意 味 じ ゃ な く て 。」

予想外の仕打ちに、そっと涙をぬぐうハゲ蔵。
45回目のクリスマスでの出来事だった。
小学生のときに好きだったかずみちゃんは牛乳が苦手で、いつも先生に「飲み終わるまで昼休みは無しです。」と叱られては、独り教室に残り、掃除が始まるまで牛乳瓶とにらめっこをしていた。

僕はと言えば、どんくさいやつだなぁと思いながら、いつもそんな彼女を後目に、給食を食べ終わると真っ先に校庭に飛び出していた。

毎日毎日、みんなが楽しそうに遊ぶのを見ながら、かずみちゃんはどんな気持ちで牛乳を飲んでいたんだろう。

たまには誰もみてない隙に、こっそり飲み終わった自分の瓶と入れ替えて、「外、行こう」とか言ってやれば良かったかななんて、今になってふと思ったりもする。

あ、いや、ダメだ。

小学生のときにそんなことしたら、周りがぜってー見逃さない。
必ず誰かが「先生、ハゲ蔵くんがかずみちゃんと牛乳瓶を入れ替えました!」とか言ってチクったうえに、「えー、なにー、ナンバくんはかずみちゃんのこと好きなんじゃないの!?」とか言ってはやし立てて、みんなして人の恋路を邪魔したはずだ。

いやいや、いまこれを読んでるお前らだってそうだぞ。
胸に手を当てて想像してみ?
もしも子供のころ、オレがそんなことしてるの見たら、大騒ぎして邪魔しただろ?

まぁ、それはともかく、どっかに牛乳が苦手な女子はおらんかな。
今なら人目なんて気にせずに、オレが速攻で牛乳をやっつけてやるのに。

(`・ω・) ムッフー!!
帰宅途中、角を曲がったところで若いカップルとすれ違った。
女の子は僕に気づかず、両手を真っすぐ上に上げ、手首だけ折り曲げた格好で
「おーばーけーが、でーるーぞー」
と、大きな声で言った。

そして続けて
「こーわー」(怖いぞ?)
と言おうとしたところで、隣にいた男の子に
「おい、人が見てるから(やめろ)」
と制止されていた。
一瞬、動揺したようだったけど、女の子は両手を上に上げたまま、僕と目を合わさないよう男の子の方を向いたまま歩き去った。


 …

どんなオバケなのか、ちょっと見てみたい気がした。
薬局でせきどめの薬をレジに持って行ったら
「薬事法の改正に伴い、せきどめをお求めのお客様には二点の確認をさせていただいています。」
と、若い女性店員に言われた。

店員 : 「お求めは2個以上ですか?」
自分 : 「どう見てもひとつだけですよね、レジに持ってきたのは。」
店員 : 「えっ、あ、はい。。。」

店員 : 「それではもう一点、確認させていただきます。」
店員 : 「お客様は18歳未満ですか?」

自分 : 「はい。」
自分 : 「どう見ても18歳未満ですよね?」

店員 : 「えっ、い、いえ、あ、、、」
自分 : 「17歳だけど買えないんですか?」

店員 : 「あ、いえ、おひとつなら大丈夫です。」
自分 : 「じゃあ、これ、お願いします。」
店員 : 「…」


 …

いったい、何を確認したかったんだ?