日本人として・・ | 世直しオヤジの勝手に言わせろ!!

日本人として・・

俺はある時期、日本という国が嫌いになった。


政治家は金が一番で、選挙の時にだけ、「みなさんのお役に立ちたい」と詭弁を使い、日本の未来なんか考えちゃくれない。


官僚は自分たちの保身に躍起になり、天下り先ばかりを作り、税金なんて、所詮人の金としか思ってない。



TVは偏向、捏造てんこもり、圧力に弱く、真実が何処にあるのかさえ、分からなくなっている。



国というものは進化している。進化すれば、するほど荒廃が形になって現れる。



金儲けのことしか考えなくなってきた世の中。


本当にそれでいいんだろうか?



もっと、違う生き方があるんじゃないのか?







お金を持ったことのない人間のヒガミかもしれない。



自問自答。



自分が求めているのは、心の豊かさなのではないだろうか?



金は人生の目的じゃない。


金は人生の手段でしかない。


少しずつ、精神性に傾倒し始める。



この国は、もうダメだ。



行き着くところまで、行くしかない。



ならば、海外で暮らそう。


どこの国へ行っても、やれる自信はある。


せっかく、苦労して築きあげたものを、簡単に捨ててしまう。


いつも、そうだった。


俺の最大の長所であり、最大の欠点でもあった。



気持ちが移住に傾いてから、図書館通いが始まる。

図書館には様々な文献がある。


ある時、日本の歴史書を読み、歴史にまったく興味が無かったオレが目覚める。


明治以降の日本の劇的な変化と第二次世界大戦で負った深い傷。


今の、日本の礎を垣間見る。


今日の腐敗した日本ではなく、人情や、清廉さ、潔さがあの頃にはあったのだ。


日本が駄目になったのではなく、進化の過程には必ず起きる事なのかもしれない。


少しずつ、脱日本から日本への郷愁の思いが募る。


オレは紛れも無く日本人である。


ならば、日本に生まれた誇りを持とう。


昔の日本人には誇りがあった。


その精神をほんの少しでも、伝えたいと今は願う。



日本という国は、いまは退廃しているが、間違いなく素晴らしい国で、民族として優秀だと思う。