詐欺の話。 | 世直しオヤジの勝手に言わせろ!!

詐欺の話。

某駅前にあるマックにて昼飯を食べていたら、俺の横に40代の婦人と老婦人がやってきた。

しかも、ここは喫煙コ―ナ―である。


何ともこの場所、このコ―ナ―に似つかわしくない2人。


俺のアヤシイセンサ―がピクリと動く。(ここの喫煙コ―ナ―には目線が切れるくらいの壁があり、人目を避けることが出来る)

俺はメ―ルを打つフリをして右の耳をダンボにして聞き入った。


とってもヒマなオレ。

何やら契約の話をしているが、一体何の話なのかなかなか掴めない。

かなり、小声で喋っているし、相手もその辺は察しているという事か。

ただ、その一点だけでもこれは詐欺に近いと俺は思う。


ますます、興味をそそられる。


金額は30数万円。(なかなか適度な金額だ。この金額ならあきらめのつく金額という意)

分割と全納があり、その老婦人は全納した。


もう、ダメだ。


次の打ち合わせで時間がない俺。



せっかくいい所なのに…



表に出る。


相手に電話をして待ち合わせをずらす。


興味を持つと、とことん突き詰めないとダメな俺。
(その特性をもっと他で活かせよと自分に問う)


席に戻ると老婦人が質問していた。

話の概要が見えて来た。


それは葬儀の互助会の話で入会すると80数万円が30数万円になり、自分が死んだ時の葬儀代も安く出来るらしい。


やはりかなり詐欺な話。


もし、その互助会が潰れたら全く葬儀屋には関係ない話で通常の料金を払わなければならないからだ。


どうせ契約書には小難しい事が明記されていてトラブった時には、会社が有利な事を書いてあるに決まっている。


よく読みもしないで契約書にハンを捺す方が悪い。

が、そういう事が苦手な老人を狙う悪質さを容認できはしない。

しかも、死に対してのリアルを感じる年代を狙う手口が卑しい。


現金を受領した担当の人間がこう言った。


御家族か御友人にもう一口如何でしょうか?


どこまでも詐欺のような話に呆れた。


詐欺師はどんなネタでも食い込んで来る。


人から金を搾り取る事しか考えない人種。

ふつうの人とは種族が違うのだ。


安くなる、儲る。

この言葉を聞いたら詐欺かもと思うべし!