お金持ってなさそうな人にお金持ちになるにはって言われてもさぁ、と思った皆さん、安心してください。私がお金持ちになる方法を教えます、という記事ではありません。
文科省は2022年度から高校の授業で「資産形成」について組み込むと発表しています。
学校で教える内容なんて当たり障りのない内容になりそうだなと思いつつも、10代のうちから金融に興味を持ち、お金とは何か?どうやったらお金を増やせるのか?株式会社とは何か?について知る機会が増えるのは良いことかなと思います。
私自身も、社会人になってから知ったことがたくさんある中で、学生の時に知りたかった、何なら高校生の時に知っていたら進路は変わっただろうなという話も多くあります。
なので、娘にもいろいろと触れる機会を増やしていきたいと思っています。
以前に書店でいくつかその手のお金教育、経済教育に近そうな子ども向けの本を立ち読みしてみたのですが、これはまずい、間違ったことを教えているなと感じる本も多く、良書がないなと思っていました。
最近出版された15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?
を読んでみたのですが、内容・読みやすさともに完璧でした。これは自分が10代の時に読みたかった本です。
労働と投資の概念、複利の話、会社と株主の話、安定の考え方、起業することについてなどなど、知っておいた方が良い話のオンパレード。大学生や若い社会人の皆さんにも勉強になるはず。あとは子育ての親世代も知っておいた方が良いですね。
タイトルも良いです。子どもが興味持ちやすいテーマ。
実際、リビングに置いておいたら、娘が興味を示していました。
「お金持ちになるにはどうしたらいいですか?だって!読んでみたい!」
「お金持ちになるには残業いっぱいすればいいんでしょ?」
と言ってきたので笑、
「ブブ―。全然違う。答えはこの本に書いてある」と答えたら、「読む!」と言っていました。多分小4には難しいと思いますが、このように興味をもって読みたいと思う内容であれば、頑張って読み進めるのかもしれません。
著者は農林中金のファンドマネジャー。私、学生のときに農林中金、何それ?農協みたいなやつ?って思っていた(恥)のですが、国内最大規模の機関投資家だと社会人になってから知りました。
そんな私はいまだにお金持ちになれていません。