中学受験において、早慶の付属校と、偏差値では同等もしくはそれ以上の御三家クラスの進学校に受かった場合、どちらに進学するのが良いのでしょうか?
これは、そのレベルを目指せそうな成績のお子さんを持つ親御さんであれば一度は考え悩むテーマなのではないでしょうか?特に女子ですかね。女子の方が進学校トップ校と早慶付属との差が少ないですので。
我が家はまだ小3の娘なので、まだ志望校の射程圏内がどこまでかを測定不能なため、無謀にもこのテーマについて語ってみたいと思います。
芦田愛菜さんがあれはもう3年前ですかね、JGと慶應中等部に合格して慶應中等部に進学したとのニュースがありました。芸能活動の継続を考えれば当然という話かと思いますが、JG蹴るなんてもったいない、という声もあるのかなと思います。
我が家だったらどうするだろうか?と考えたご家庭もあるんじゃないかな、と。
私はもちろん、考えましたよ。無毛、もとい無謀ですから笑。
私が考えた結論は、娘の希望に任せる、です。
ずっこけそうな回答で、すみません。
実は、私個人の考えとしては、以前は慶應の付属に入れたいと思っていました。東大でも慶應でも社会に出てからの評価は実は大差ないと思っていますので受験を意識せずにのびのび過ごせる慶應内部進学は魅力だなと。でも、娘の志望大学が慶應じゃないので(これも今時点ですので変わる可能性があるのですが)じゃあ、進学校行かないとね、と。なっています。
慶應中等部もしくは慶應SFC中に行けば、大学まで慶應で確定。JGに行けば、東大に入るかもしれないが、学年で1割-2割程度でそこまで多くはない。東大に限らず、京大や一橋、東工大、国立医学部など慶應以外の進路の多様性がある一方で、慶應よりも偏差値が下の学校に行く可能性もある。
6年後の大学受験も見据えて努力するのは大変だから、慶應に入れてしまいたいという親心もわかります。芦田さんみたいに芸能活動とは言わずとも、何かやりたいこと、打ち込みたいことがあれば、受験のない慶應コースは魅力でしょう。
結局は、本人が行きたいと思う学校に行けば良いし、行きたいと思う理由を娘本人任せにしすぎずに将来なりたい像から一緒に考えて決めることが大事かなと思います。
仮に中受で慶應に受かったけど、進学校に行き大学受験で慶應に入れない学力で出てくるとしても、それも本人の実力だし人生だと思います。なるようになるし、逆に言えばなるようにしかならないわけで。それも含めて受け止めて生きていくことも必要な強さなのかもしれないな、と思います。
多分、中受時点で御三家合格が確実と言えるほどの学力があるなら、中高でよほど勉強を投げ出さない限りは、大学受験時点でも早慶は余裕に感じるでしょうし。大学受験で早慶合格にひいひい言う未来はあまり考えられないということもありますね。
(6年は長いし、思春期だしどうなるかはわからないのが怖いところですが。だからこんなことをうだうだ書いているわけです笑)
下記の本は、中学受験で、早慶付属に絞って対策するのも進学校よりも簡単です、という主張の本です。問題レベルや出題傾向が違うので、早慶狙いで行くなら、サピックスに行かずとも良いという説はあるようですね。
大学入試改革もあるので、大学受験回避させたいという親心もわかります。
大学入試が変わることで対策立てにくいのは等しくみんなに降りかかることなので、むしろ予想つかない方向で変化したときに強い子に育てる(ベースの知力・思考力・応用力重視)という基本戦略があれば怖くないかなと思っているのですが。