この本は色々と考えられる。


まず、余暇が取れないという問題。仕事や娯楽に溢れ、忙殺され続ける現代の人々には共通することだとは思う。ただ、問題なのかとは思ってしまう。本人が心の底では望んで得たものではないかと思う。


仕事に忙殺されれば、基本的に収入は増えて、社会貢献しているという自己肯定感も増えていくと思う。


仕事を減らしてお金や社会貢献を減らした分、増やした余暇で、満足感を得られる人がどのくらいいるのだろうと思う。


娯楽には3種の側面があるように思う。


快楽(癒し)と見栄と美(生の肯定)。


快楽は必要だ。これがなければ退屈してしまう。


見栄はいらない。人それぞれ程度の差はある。自分は最低限にしたい。


美、生きていて良かったと思える瞬間。これがなくても死にはしない。が、全人類がこれを求めていると思う。


自分の読書がどれにあたるのか。このアウトプットも、できれば美しいものでありたいとおもう。