「ハゲない」ために最も重要なことは「抜けない」ことである

ということは、このブログで何度も解説してきました。

 

「絶対に抜けない髪」というものは、もちろん存在しませんが

「抜けにくい髪」すなわち「強い髪」を作ることが

結果的に、長くボリュームを保つことにつながるのです。

 

「強い髪」と聞くと、「太く」「堅い」頭髪が思い浮かぶと思います。

 

こういった髪の性質は「髪質」とも呼ばれます。

 

「髪質」の「基礎」となる要素は「体質」の影響が大きく

上記したような特徴を持った「剛毛」と呼ばれる人や

「猫っ毛」と呼ばれるような、細くて柔らかい髪を持つ人

それらは「生まれつき」の要素が大きなものになります。

 

この髪質によって「薄毛」の傾向は変わってくるのでしょうか?

実際に「切れ毛」の多さに関しては、その「見た目の強さ」と比例する傾向があります。

 

太く堅ければ切れにくく

 

細く柔らかければ切れやすい

 

ということは、納得できるかと思います。

 

「髪のボリューム」を考えた際に

この「切れない」という要素は、非常に重要になります。

 

しかし「抜け毛」に関しては、必ずしも同じ傾向が

あるとは言えず、また違った要素が絡んでくることになります。

 

その要素とは、いわゆる「毛根」と呼ばれる

体毛の「根っこ」と呼ばれる部分であり

髪の「本当の強さ」を構成する要素としては

「髪本体の強さ」と「根っこ強さ」の両方が必要なのです。

 

「毛根」というと、抜け毛の「根っこ」の部分に付いている

「白っぽい物質」のことだと思い浮かべる人も多いようですが

その白い部分は、正確には「毛根鞘(もうこんしょう)」と呼ばれる部分であり

髪本体(毛幹)や周辺組織を、支える働きをしていることは確かです。