なかなか猫の色は難しく、この両親からこの色は産まれないなどのケースがあります。

 

猫の血統書申請国内団体は大小含めて200以上あると言われており、厳しくチェックしている団体も有れば申請した色をそのままのせる団体もあり、かなりありえない血統書も存在しているのが現状です。

 

血統書自体勝手に作れるものなので他団体がどうのこうのゆうつもりはありません。

 

本来は犬の血統書団体の様に大きなところが数個で有ればもっとちゃんとなるとは思いますがなかなか難しいのでしょうか。

 

そこで手が空いた時にちょっとずつ色の事を書いていこうと思います。

 

まず基本的に猫の色はブラックとレッドの2色です。

 

ここに縞やらandホワイトやら色を薄める遺伝子などが混じって色が構成されます。

 

こちらは後から説明していきます。

 

まずはこの基本2色を説明します。

 

まずこの2色は1色ずつx染色体上に乗ります。

 

Yには色は乗りません。

 

これはオスメスはを決める染色体です。

 

XYが雄 XXが雌です。これは人間と一緒です。

 

このXに赤か黒どちらかの遺伝子が乗ります。

 

例えば雄のXに黒が乗るとX(黒)Y→ブラック雄①

 

       赤が乗るとX(赤)Y→レッド雄②

 

雌の場合 X(黒)X(黒)→ブラック雌③

 

     X(黒)X(赤)→トーティーシェル(雌)④

 

     X(赤)X(赤)→レッド雌⑤

 

この⑤パターンしかありません。

 

①の子と③の子で交配すると

 

X(黒)Y X(黒)X(黒) しかないので雌雄ブラックです

 

①の子と④の子で交配すると

 

X(黒)Y X(赤)Yなのでレッドとブラックの雄が生まれます。

 

X(黒)X(黒) X(黒)X(赤)で雌はブラックとトーティーシェルの2色産まれます。

 

①の子と⑤の子で交配すると

 

X(赤)Yで雄はレッドのみ産まれます。

 

X(赤)X(黒)で雌はトーティーシェルのみ産まれます。

 

②の子と③の子で交配すると

 

X(黒)Yで雄は全てブラックです。

 

X(黒)X(赤)で雌は全てトーティーシェルになります。

 

②の子と④の子で交配すると

 

X(黒)Y X(赤)Yなのでレッドとブラックの雄が生まれます。

 

X(黒)X(赤) X(赤)X(赤)で雌はトーティーシェルとレッドの2色産まれます。

 

②の子と⑤の子で交配すると

 

X(赤)Y X(赤)X(赤) しかないので雌雄ブラックです

 

以上が基本のパターンになります。

 

続きは次回に書いていこうと思います。