【エンゲルベルト・フンパーディンク/15】 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【エンゲルベルト・フンパーディンク/15】

まず、ニック・デカロといえば特にAORのお好きな方々にはおなじみの名前ではないだろうか。

本職はアレンジャーながら、自ら歌ったアルバム『イタリアン・グラフィティ』はAOR史上に名を遺す名盤であることはご承知かと思う。

代表的な楽曲『ジャマイカの月の下で』はラジオオンエアもよくされていた。

また、山下達郎の『クリスマス・イヴ』の英語カバーを出していることも知られている。

惜しくも早逝してしまったが今なお根強い支持を得ているアーティストである。

もう一人のゲイリー・クラインは実力派ボーカリストのプロデュースに定評のある人だ。

この当時はマック・デイヴィス、グレン・キャンベル、バーブラ・ストライザンドといったボーカリストを次々成功に導いていた。

この両者のタッグに加え、メインギタリストにはご存知ジェイ・グレイドンが、そしてデヴィッド・フォスターとの競演もある。

これだけのメンツが揃えば、興味が湧かなくてはウソであろう。

~続く