【イベント回顧⑰】・ⅩⅢ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【イベント回顧⑰】・ⅩⅢ。

人波が引くのもそこそこに表に出た。

すると路面が濡れていた。
どうも開演中に夕立があったようだ。

幸いにして雨はもう上がっていた。

とにもかくにも、楽屋口へ行かなくては話は始まらない(笑)。

楽屋口は直接歩道に面しており、既に出演した学生たちが何名かずつのグループになって出てきていた。

かぶりつきにいた私の顔を覚えていた学生も居たようで、笑顔を向けてくれることもあった。

こういうマナーの座っている学生は実に気持ちがいいものである。

ふと一人の女性に声を掛けられた。

「出待ちですか?」

私は即座に肯定した。
その女性は年上の女性アーティストのファンのようであった。

やがてその年上の女性アーティストが一人で出てきた。
すかさず傍らにいたその女性があいさつ。私も便乗して「お疲れ様です」と一言。

今度は入れ替わるように女性三人組が現れた。コンサート中に私の少し置いた準かぶりつきに陣取っていた面々であった。

やはり私に出待ちかどうかを尋ねた。
目的が同じと判ると私の横に並んだ。

やや遅れて女性アーティストが出てきた。女性グループは写メを撮影してもらっていた。

~続く