【イベント回顧⑯】・Ⅵ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【イベント回顧⑯】・Ⅵ。

開場一時間前を切ると列は更に長くなり、もう200人以上に達していた。

皆さんもご承知の通り、開場時刻はその時の状況によっては繰り上げになる場合もある。

少々話がそれるが、この女性アーティストが数年前にライブを行った際にはアーティストサイドとイベンターの間の連絡ミスで一時間余計に待たされたこともあった。
しかしこの時もあまり騒ぎにはならなかった。女性アーティストのファン気質を象徴したような事象であった。

しかしながら今回は勝手が違う。

女性アーティストのファンは私を含めてごく少数で、大半は受験生並びにその親御さんたち、もしくは出演者の関係者というわけになる。

「暑いし早く入れてもらえないかな」などという声も聞こえてくるようになった。

30分前くらいになって少し動きが出てきた。

スタッフの一人が出てきて呼び掛けを始めた。

列が長くなり受付時の混乱も予想されるために開場を早めるということだった。
但しホール内への入場は定刻通りで、それまではロビーに滞留願いたいとのことであった。

ひとまず安堵の声も上がった。

ドアが開けられ、ロビーへ。

とりあえず涼を取れ、ドリンクを買って一息ついた。

~続く