【イベント回顧③】・Ⅵ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【イベント回顧③】・Ⅵ。

この時点での遅れは横ばい状態の約15分であった。
ほど無く木古内(きこない)に到着。
道内最初の停車駅になる。

さてここまでの海峡線は複線であったが、ここからは先に記したように線路戸籍としては江差線になる。
かつての国鉄再建策の赤字ローカル線の基準に照らせば、廃止候補に挙げられるくらいの輸送人員でしかない当線も青函トンネルのルートに位置付けがなされて再生したのである。

しかしながら単線である。
単線の場合は〈離合待ち〉が必ず発生する。ダイヤ通りだと何てことはないのだが何せこちらは遅れている身分である。
いくら優等列車といえども、デカい顔はできないのだ。

従って所定の離合駅までたどり着くと定期列車が待っている形になる。

無事離合を完了し、後は函館を目指すのみである。

結局函館到着は遅れが何とか13分に詰まったのであった。

さて隣のホームには乗り継ぎ列車の〈スーパー北斗〉が待機中。駅員氏は乗り継ぎ客に慌てないように告げていた。
雪の積もったホームで転倒しないようにこちらも歩が慎重になる。

しかし座席を乗る前に確認できるほどの余裕で乗り継ぎはうまくいったのであった。

~続く