【イベント回顧②】・Ⅹ。

この年も雪は比較的多かったが出発時は穏やかであった。
女性アーティストは所在なさげに外に視線を投げかけていた。

私は雪をネタに話しかけてみた。しかし女性アーティストは生半可に返事を返すのみで会話は噛み合わなかった。私もあまり続けるのはいけないと感じ、礼を言って仲間のところに戻った。

その後駅で改めて仲間たちとお見送りをして別れた。

アルバムは程無く完成したが、サウンド的に戸惑ったファンが多かったのか、セールスが初めて四桁台に止まるというある意味悲惨な結果に終わった。

なお、このリリースに関連して初めてインストアイベントも行われた。
私は関西の三カ所全てを追っかけ、後で女性アーティストから礼状をもらったのも個人的にはいい想い出になっている。

この後が前に記したテーブルトーク付きイベントになる。
ミュージカル出演を終えて年が替わり、程無くファンクラブからの案内状が届いた。

場所が変わっていた。
関西からは更に行きにくい所だ。しかし私は迷うことなく申込みを行った。

一応ファンクラブ斡旋のパックツアーは設定があるものの、パーツバラ買い可であった。

次回から話はこちらに移ります。

～この項・完