【かぶりつき】・Ⅳ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【かぶりつき】・Ⅳ。

今回私は入場待ち並び最前列に居たわけだが、回りは私のようなアーティスト狙いの方々ではなかった。
しかも大半は二人ないし三人の連れ客で当然いろいろな会話が耳に入ることになる。

さて、そんな中【かぶりつき】についての面白い話が耳に入った。
「最前列って首が痛くなるし嫌だわ。」
「じゃ少し下げて席取る?」

私はこれを聴いた途端心の中で手を叩いた。
これで今日の【かぶりつき】は半ば決定した、と(笑)。
確かに最前列となれば、ステージを見上げる形になり、首が痛くなるのは事実だ。
しかし私のようにアーティスト狙いだと、そういうことは苦にならない。
やはりわずか一列違っても距離感は相当気持ち的に異なるのである。

私にとってはごく当たり前なのだが、もし最前列は恥ずかしいなどというお考えをお持ちの方が居られたら、そういう気持ちはスッパリ棄てられることをおすすめする。
アーティストへの気持ちを表す端的な手段のひとつであると、私は自信を持って申し上げる。