【カバー】・ⅩⅢ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【カバー】・ⅩⅢ。

さて、この女性アーティストは持ち歌の約三分の一は自作詞である。但し作曲については数える程である。
デビュー間もない頃は所属事務所から作品を回してもらうことが多かった。
しかしながら、ファーストアルバムを作る段になって、全ての作品をボツにしてしまったという逸話もあるのだ(◎o◎)。
その後はオキニの作家数名と良好な関係を保ち、曲を付けてもらうといったパターンが多くなった。

つまり、詞はあくまでも自分で歌うという前提の下に書くのがこの女性アーティストのいわばポリシーというわけだ。

がしかし、他人への提供例が無いわけではない。
とある声優兼歌手(さきにご紹介したのとは別人)への提供例がある。
同郷で、この声優兼歌手の実姉と同窓生だったという縁で依頼が来たということだ。
曲は当時のダンナが付けた。
共同記者会見も行われたがライブにゲスト参加などは行わず、それっきりであった。
もちろん、自ら歌うということもしていない。
この詞に関しては、最初からその気がなかったのかも知れない。

よって、もうひとつの意味での【セルフカバー】はこの女性アーティストには無いわけだ。

~続く