【本番中】・Ⅳ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【本番中】・Ⅳ。

この女性アーティストは十代半ばでデビューしたせいか、初期の楽曲の中にはアイドルテイストのものがいくつかある。
また、キャリア全般を通していえることなのだが、シングル化されていないアルバム曲に佳曲が多い。

今回の目玉企画として、そういう曲を何曲か歌うとブログ上で予告していた。結構リクエストも集まったということで、ある初期の一曲が披露された。
歌う前には自らこの曲についてのエピソードを語った。

同年代の某アイドル歌手がこの曲をたいそう気に入り、歌わせて欲しいと事務所に懇願してきたというのだ。
自我の強い彼女にとっては、数少ない持ち歌を盗られるわけにはいかない。当然の如く拒否したとのことである。
ただ、今になって思えば、競作みたくなってた方が楽曲の知名度も上がってたかな、とも思うとつけ加えていた。キャリアのなせる余裕かも(笑)。

さて、彼女はこのアイドルさんの苗字は覚えていたものの、下の名前をど忘れしたようで客席に振ってきた。
で、すかさず私は答を返した。アーティストにウケをもらい、満足(^○^)。

発言時も特に上がったというわけではなく、自然に口をついて出た。
慣れというのはこんなものだ(笑)。

~続く