【本番中】・Ⅱ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【本番中】・Ⅱ。

人間の心理として、若い番号が当たったら当然前の方に座りたいという考え方になる。
今回は割合ライブ歴の浅い者達に該当者が多かったようである。
「よし前の方に座れた」→「間近にアーティストを見られる」→「嬉しい(*^o^*)」で満足してしまう。
しかしこの女性アーティストのライブの場でここで止まってしまうのは大間違いなのである(笑)。

連中には「いじられる」という考えは全く無い。よってそうなった場合にも心構えがまるで出来ていないため、後は自明なのだ。

この女性アーティストのスタイルとしては、おおよそ2~3曲単位でMCを入れる。常に客席を見ており、前の方で見知らぬ顔を見つけるとターゲット候補にする。もちろん顔見知りがいれば“第二候補”にする。

こうやって、客席との一体感を穣し出そうとしていく訳だ。私はこの点は大いに気に入っている部分であるのだ。
が、元来おとなしめのファンが多いためライブ歴の浅い連中は絡むと却って失礼にあたるのではと遠慮がちになる。

で、実際のところ私の思っていた通りになった。

~続く