小学5年生から一緒に暮らすようになった連れ子Aは、
二十歳を過ぎてからの家庭内暴力でした。


中学での内申点がよく、
推薦で超進高校に入学しました。
東大に行くぞー!と希望に溢れてました。

勉学の実力で入学した天才秀才に囲まれ、
成績は後ろからクラス一位。
学年でも後ろから一桁。
彼も現実を見たかと思います。
いわゆる挫折感を味わうというやつ。

勉強をしたいということで
部活を辞めました。
出来た時間はゲームに通やし、
昼夜逆転。
成績はあがるわけでもなく、
大学入試は二浪。
朝は寝坊して受験できず、なんてことも。

大学は1年間は行きましたが、
その後、中退。

家庭内暴力は地獄でした。

ですが、父親であるアイツは
一度も向き合う事もなく、
叱ったり止めることもせず、でした。
今もLINEで繋がっているようです。

今思えば、同じDNAを感じていたのかな。
暴れる彼を理解し、
自分の姿として見ていたのでしょう。
おまえらのせいだー!!!
と叫んでましたし。

周りに良い人、賢い人見られたい、
外では良い子、
勝手に妄想し、家の中だけで暴れ怒り狂う、
まさに敵(父親)そのもの、生き写し、
クローンです。


家庭内暴力を止めるすべはわからず
「大丈夫、大丈夫、いつか終わるいつか終わるはず」と
ひたすら念じていた気がします。

どうやってあの5年間を過ごしていたか
よく覚えていません。

後で、写真に映る
「死神みたいなこの人、だれ?」が自分だったり。
犬友達にも
「夢遊病のように漂っていたよね」と
言われました。


病んでいない!大丈夫!と思っていたけども
思っていたからこそ、病んでいたのかな。
と、今更ながら思うわけです。


彼はSNSで
「夜逃げなう!!!」とツイートして
家を出て行きました。



敵の言うところの、親子DNAの負の連鎖。
自分の息子、、、そのまんまです。








息子Aの爪痕。


壁のあちこちに開いている穴