ごきげんいかがですか

土曜日は はるさん図鑑

ジジイの僻みっぽい独り言だ

優先座席

 

  先日、JRを利用した。そのたびに思うのだが、私より高齢と思われる年寄りが、ほとんど車内にいないのだ。ひょっとすると自分が最高齢ではないかと思うことがある。当たり前なのかもしれないが、通勤・通学の時間帯だと、特にそうだ。

 不幸にも、先日はその時間帯だった。案の定、入り口付近はすし詰め状態だった。のがれて、通路に移動すると、目の前の席は、優先座席左右で8席だった。満席だった。おれもそろそろ座ってもいいいんじゃないかと思っていたが、だれもとうとう目的地まで、譲らなかった。眠っているとか、スマホをみているかで、坐ってる奴らは、周りにまるで目をむけないのだ。そら、ジジイが目の前にいるだろうが。

 その時、緑色の座席のシートに、貼ってあるマークに眼がいった。4つあった。妊婦はおなかが大きかった。小さい子供ずれは、子供を抱いている絵。障害がある人らしき絵もある。そして、高齢者の絵もあったぞ。だが、その絵は、前かがみで杖をついている。

 若いもんは、漫画世代だ。高齢者なんて意味はわからない。マークにあるような杖を突いている人なら、譲るかもしれない。はるさんは、思った。奴らに席を譲らせるためには、アイテムが必要なのだ。杖だ。杖を持って乗車するのだ。それでも譲らないなら、そいつの前で、とんとんと杖で床をつついてみようか。・・・・・・いじわるジジイになってるな。

 

では、ごきげんよう さようなら