Subject!〜少女と課題と日常と〜第五話B.Part 2/2 B | Cotton Dream!

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それでは、Subject!~少女と課題と日常と~第五話B.Part 2/2 B
↓からどうぞ!
「そ、その・・・せ、先輩は、どうして一人暮らしをしているんですか?」

「ん~。 どうしてかなぁ。」

桜ちゃんの質問に少し首を傾けて、むぅーと唸りつつ自分の考えをまとめようとしている愛センパイの姿を見ていると、

また何処か「ちゃん」付けをしたくなるような光景だ。

「え、あ、その、お答えづらいでしょうか・・・?」

「ううん♪ 大丈夫だよ」

「そ、そうですか・・・よ、よかったのかなぁ・・・」

小声で小動物が大型動物に襲われそう並なか弱い声でそう発した。 どうやら謝り癖があるみたいだ。

テレビとかでも言っていたけど、謝り癖のついた人はそう珍しくはない。

強者と弱者の力量がとても広いとかなんとかいっていたような気がするが、自分はあまり情報とかは入手していな

かった時代なのでうる覚えである。

「うんとね。私が一人暮らしをしている理由は、自分を自分から強くしたいのもあるし将来、

社会に出ても困らないようにしたいのが表向きの理由かな」

「お、表向きって・・・裏向きもあるんですか?」

「うん。じゃぁ、桜ちゃんはどうして一人暮らしをしたいと思った?」

「へ・・・?」

まさか逆質問をされるとは思っていなかったらしく、桜ちゃんはすこし唖然としたような顔で耳を疑った。

まぁ、確かにいきなり質問に質問で返されるとは思ってもみないし、私でもそれは想定できやしない。

もし私が桜ちゃんの立場でも、絶対に焦っているに違いない。

「え、っと・・・友達もしていて・・・少し憧れていた・・・からです・・」

「ん、そう。私もだよ♪」

「ふぇ!?」

拍子抜けしたかのように妙な声で驚きを表す桜ちゃんに少し愛想笑いをしている愛センパイ。

こうしてみると、愛センパイって以外にも策士だなぁとか思う。 なんかこう、いろんな意味で・・・。

「私もね、友達が一人暮らしするって言うのに憧れちゃって。 それで無理言って私も一人暮らしさせてもらっているの」

「そ、そうだったんですか・・・」

「あ、なんかガッカリさせちゃった?」

「あ、いえ。 自分と同じ境遇の人が居てくれたんだなぁと思っちゃって、少しホッとして・・・あ、す、スミマセン・・・・」

「もう、桜ちゃんは謝りすぎだよ。 ちょっとは控えないと、人生損しちゃうよ?」

「あ、えっと・・すみま・・・じゃなかった・・・あ、ありがとうございます」

「うん、よろしい♪」

なんか姉妹のやりたいみたいな空気で桜ちゃんのターンは幕を閉じた。

桜ちゃん・・・一年分の謝罪をここでしちゃったんじゃないだろうか・・・。

「・・・・それじゃあ、私のターン」

次は如月 香穂センパイ。 あまり口を開いた所を見た事はないが、さっきのやり取りを見ている限り楽しいセンパイだった。

「あ、どうぞ 香穂先輩。」

「・・・・ありがとう、桜ちゃん」

 桜ちゃんが先ほど投げたサイコロを手に取り、サイコロの目の質問一式を眺めみる。

いろいろな確率を想定して、どんな質問にも答えられるようにしているのかなぁ、とか思っている中にサイコロ投げ始める。

「・・・・・て~い。」

凄い棒読み!! 何と言う棒読み!

―――如月 香穂・・・今まであった自分の恥かしい話―――

・・・・・うわぁ、香穂センパイが地雷踏んだって顔しているうぅ!!!

「・・・・・地雷wwww(ワロタ)」

そしてよく分からない用語が出てきたぁ!!!

「二〇五号室 如月 香穂。 今まであった自分の恥かしい話は、今現在。以上」

そして開始三〇秒以内で終了! 何と言う早さ!

「これを通称 トラ●ザムという・・・・」

「ト○ンザム・・・ですか?」

「・・・・うむ」

桜と香穂のナチュナルなやり取りをみていて、改めてだが唯ちゃんの一言を思い出す。


大丈夫! 怖い先輩なんてだれも居ないから。ちょっとだけ変わった先輩はいるけど・・・・・


今思えばその通りかも知れない。 見た目とは少し違う一面があると言うか・・・。

愛センパイはおっとりとしているようだけど、しっかりとしていてお姉ちゃんみたいな人で・・・。

香織センパイはとってもクールに見えるけど、とってもお話好きでとっても明るくて・・・

香穂センパイは、少し無口だけど可愛い一面があって、何よりも話しているととっても面白い。

世界には見た目だけでは判断できない事も沢山あるんだなぁ。そう確信をした。
 

その後、愛センパイが彼氏がいたらのマスを当ててしまい、赤めっ面を描きながらも答えていた。

その後 香織センパイに抱きついて香穂センパイにいじられていたのは言うまでもない。

それからも二周目が始まって、新しいサイコロを使ったサイコロトークを夜中まで繰り広げられた。


そして時間は過ぎ・・・・

  ―――夜、十時半―――

「・・・・もうこんな時間」

「あ、本当ですね。どうしますか?」

「うん、今日はここでお開きにしましょ♪」

「あ~、凄くしゃべった~!!」

「わ、私もですぅ・・・」

「私もこんなに話すの久々だわ」

私も久々になんの遠慮もなく話せた。 いろいろな話を聞けて、すこし社会性があがったような気がする。

「する」ようなのであんまり期待はできないけど・・・。

「あの、お皿とか洗いましょうか?」

「ううん、そこに置いといて♪ 私が洗うから」

「え、でも。その・・・」

「今日は三人の歓迎会なんだからね♪」

「・・・・柚ちゃん。ここは引いた方が得策かと・・・」

「え、どういう事ですか?」

「愛ちゃんは、こういう事に関しては心情を曲げないの」

「な、なるほど」

そうか、愛センパイにもそういう一面があるんだなぁ。 すこしだけ愛センパイの事をしたような気がする。

「そういうこ~と♪」

「えっと、じゃあよろしくお願いします!」

「は~い♪」

そう言ったものの少しは手伝ったほうがいいだろうと思った柚は机を拭く事にした。

他のみんなも分担してゴミ出しや床掃除に回っている。


「ふぅ・・・終わったね」

「掃除お疲れ~」

「・・・・大変だった」

「じゃあ、私たちはここで」

「もう行くの?」

「あんまり居たら迷惑かもしれないしね」

確かに現時刻から考えれば女子が自分の部屋に居ないというのはちょっと問題ものかもしれない。

「私たちもそうしよっか?」

「うん、そうだね」

「う、うん」

私たちも香織センパイと香穂センパイに便乗してそろそろおいとました方がいいだろう。
 
玄関まで愛センパイに見送られて玄関で他の二人のセンパイとも別れる。

「それじゃぁね♪」

「じゃあね、三人方」

「・・・・また明日」

「あ、はい! それでは!」

「また明日!」

「きょ、今日はありがとうございました・・・」

センパイ方と別れて、階段を上って行く。 一年生組が住んでいる二階の・・・まずは103号室に


「え、えっと・・・じゃあ・・ね。 唯ちゃん、柚ちゃん。」

「「じゃあねー、また明日!!」」

「あ、うん。また明日!」

此処に来て、初めて桜ちゃんの満面の笑みを見た気がする。 とっても輝いていて、何処か明るい光を見ている

かのような眩しさだ。

改めて、こういう人こそ笑顔が似合うというんだなぁと思った。

先に一〇三号室に入って行くのを見送って、唯ちゃんと二人っきりで少しの間を歩く。

一〇三号室と同じように一〇四号室に到着。 唯ちゃんとはここでお別れ。

「じゃあね! またあした!」

「うん! また明日!」

そういって一〇四号室のドアも閉じられる。 そして柚一人だけになる。

柵越しに夜空を見上げてみる。 何気なく、ただぼんやりと。

だけどとっても綺麗なヨゾラ。 何の迷いもない純白なる星の光。 ただ光続けて、 私たちに光をそそぐ。

そんな景色をすこしみて、部屋に戻る事にした。

明日はまだ休み。 だけどぼっーとしていると休みなんか逃げていってしまう。

だから明日も今日みたいにはしゃいで、笑って、楽しみたいなぁ・・・

このサンパレード青葉で・・・・。

柚は少しためらったが、一つ深呼吸をしてドアをしめた。


と、不意に・・・希望に満ちた生活が始まる予感がした。




次回予告
Subject!~少女と課題と日常と~ 第六話は~?

柚です! 唯です! さ、桜です!
今回は私たち三人で次回予告なんだけど・・・二人とも話聞いてる?
ううん、私は全然。  わ、わたしも・・・。
ふぇ! 本当どうしよう・・・な、何かしゃべった方がいいよね!?
あ、時間がきた。 そろそろ終わっちゃうよ~!


次回! Subject!~少女と課題と日常と~第六話「夜と文野荘と天体観測」

「「「ゆるゆる日常Life まっしぐら! 次回もお楽しみに!」」」


                            Subject!~少女と課題と日常と~
                      第五話「見た目だけでは決められない」B.Part2/2B  END

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