多摩川クリーン作戦!
毎年、多摩川花火大会の翌日には恒例「多摩川クリーン作戦!」が開催されます。
もともと、多摩川の環境美化を目的にはじまったとされるこの花火大会。
でも、その主旨を知る人は年々少なくなってきているようです。
今年も地域の少年野球やサッカー少年団の子供達をはじめたくさんの
子供達とその親御さん達が参加する姿を目にしました。
自分はといえば・・・
勿論、普段から多摩川には大変お世話になっているので
この日は水辺の楽校の活動拠点であるガサガサポイント周辺をスタッフの
皆さんと共にクリーン作戦決行です!
この辺りは川が増水する度に上流から流れてくるゴミのふきだまりとなり
葦などの枯れ草にからまっていろんな人工物が辿り着きます。
ペットボトル、空き缶、空き瓶、スナック菓子袋、コンビニ弁当から壊れた便器まで
とにかくありとあらゆるものがやってきます。
一度、美術館に陳列して観てもらいたくなるほどネタはつきません。
一番やっかいなのは粉々になった発泡スチロール
こいつぁ 拾いづらい人工物ナンバー1にダントツで輝きます。
熱中症になって倒れないようにこまめに水分補給しながら黙々と拾います。
この日集まったゴミ達はリヤカー三杯分。これを土手に設けられたゴミ集積所に三往復。
今度は護岸の足場を失った階段に積もった枯れ草を回収です。
ブルーシートに枯れ草を乗せ、本流の川岸までえっちらほっちら・・・・・
腰が折れそうです。
これを大人4人がかりで護岸から本流岸まで4往復。死にそうです。
開始から2時間半が経ち、なんとかいつもより少しだけ自然の風景に近づきました。
う~んゴミがないって気持ちいい~~~~。
しかもゴミの中からルアーを2つ発見!こいつぁついてるついてる。
ゴミを川に捨てるのは人間のEGO!
ゴミがないと気持ちが良いと思うのももしかしたら僕個人のEGOなのかも?
でも、本来そこにあるはずのないものがないことが一番自然の姿なのだと思う。
ゴミのない綺麗な多摩川に打ち上がる花火は本来の使命に後押しされて
堂々ともっと華開き、「華火」となって輝きを増すことと思いし候。
「ゴミを拾う気持ちより、ゴミを捨てない気持ちを育てよう」
「我、魂和みけり」…魂我和-tamagawa
葉隠壱七壱六 合掌