オーストラリアの空の下 -5ページ目
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雑記

 今日は1:15に授業が終わった。
そして昼食。

 その後、Tさんと街へ出て、日用品をいろいろと購入。

 寮へ戻り、事務所へ。
部屋を換えてもらうために。Tさんが全部、話してくれた。
結局、1日にまた来るようにと言われた。

 それと、この前のキッチンの鍵をもらった。
これで冷蔵庫も使えるようになった。
牛乳も冷やせる、よかった。

 
 天気がいいのでTさんとビーチへ行くことに。
でも、いざビーチに着いたら、だんだん曇りへと。
それでも少し焼けた。

 実家に、書簡を書いた。これだと、安く、
いろいろなデザインがある。


 夕食は、タイの人と一緒に食べた。

 英語、頑張らないとな~。

英会話学校

学校は、楽しい。
クラスは、15人で、
スイス人1名、韓国人1名、残り日本人。

 もう少し、上のクラスにいけば、日本人が減る。
でも、私の英語力がないんだから仕方がない。

 先生の言っていることが、まったく分からず、
隣の人が通訳してくれる状態。

 中学も、高校も英語の成績はずっと5だった。
こっちに来るまでも、テレビの英会話番組は見ていたのに。
考えたら、外人さんと話したことなんて、ほとんどなかった。


 この英会話学校を選んでよかった。
Woolongong大学の敷地内にあり、大学に進みたいが英語力のない人が通っている。
 ま、私は、ワーホリなので、大学は関係ないが、
キャンパスの雰囲気は、楽しい。
 
 
 夕飯の後、Tさんに矢沢を聞いてみたいと言われ、部屋へ行った。

 同じ値段なのに、全然、違う。
トイレとシャワールームが別で、もちろん洗面所も別。
 それになんといっても、新しくてきれい。

 私のユニットの場合すべて、ひとつのところにあるから
ひとりがシャワーをすれば、朝、起きてもトイレにも行けず
顔も洗えないのだ。
 

 そのうえ、電気コンロだけど、台所もある。
 それに、受ける専用の電話も。

 なんなんだ、この差は!
5人でシェアするにしても、全部別だから、問題ないだろうし。
値段が違うならまだしも、同じなら絶対こっちがいい。

 
 Tさんによると、言えば換えてもらえるというので、
早速、明日の寮の事務所に行くことに。

 

オーストラリアデー

7時起床。
朝食に牛乳とバナナを食べた。
  
 今日は、オーストラリアデーで休日。
  
 昨日私を騙したTさんと寮の女の子2人と私の4人で
8:52発の電車でシドニーへ。

 私以外のみんなは来て半年以上経っている。
 
 電車のチケットが不思議。
片道だとA$5.80で往復ではA$6.20でほとんど値段が違わない。
だから、同日に戻るなら往復を買った方がお得。
 
 約1時間半で到着。
チャイナタウン、ダーリングハーバー、キングスクロスへと。
 
 
 結構、歩き疲れた。

 お土産屋の前に立つ、日本人を見ているとなんか惨めにみえて、
自分もああなるのかなと思うと、嫌だ。
 

迷子

 学校が始まり、昨日までの不安が、嘘のよう。

日本人が、多いけど、ま、それは仕方ないや。
みんな私よりずっとずっと英語がうまい。

 学校の帰りにさっそく、街へラジカセを買いに行った。
ずっと住み続けるわけではないから、取りあえず音がでてくれればいい。

 後になって、
 寮への帰り方を、知らないことに気づいた。

 学校から街へは、今日知り合ったクラスメイトとバスで来たものの、
見たいものが違うので、即、別れた。
 
 タクシーに乗るにも、住所もまだ覚えていない。

 ラジカセを買ったうきうき気分があっという間に、消沈。

 どうしたらいいんだろう。
いきなり外国で迷子になってしまった。
心は半泣き。

 
 日本人らしきを見つけて、思い切って聞いてみた。
「あの~、キャンパスイーストに帰りたいんですけど、
 キャンパスイースト、ご存知ですか~?」

 偶然にも、その女の子二人組みもキャンパスイーストの住人だった。

 で、その人たちに付いて、無事、帰れた。
おまけに電車代を払わなくても、ほとんど大丈夫ということまで、
教えてもらった。

 キャンパスイーストのあるFairy Meadowの駅は、
5時以降は無人になるから大丈夫、って。

 いや、ほんとは、払わないといけないんだけど。



 一緒に付いて帰って、荷物を部屋に置いてすぐ、そのままホールへと。
そして、初めての寮での食事。


 けっこう、豪華。

 バイキング形式で、盛って、二人に付いて席へ。
既に、4、5人の日本人がいる。

 私は、新顔で軽く自己紹介。

 
 そのうち、遅れて、一人来た。

 私のことを、誰かが紹介すると、
その人は、英語で自己紹介を始めた。

 あ~、日本人じゃないんだ、
って思って英語に耳を傾ける。

 名前は、キム、韓国人。

 後は、私の英語力では、分からず、
はてな顔になっていたようで、

すると、急に、日本語で話し始めた。

 な~んだ、日本語できるなら、
最初から日本語にしてくれたらいいのに~。


 
 適当に、おしゃべりをして、

最後に、

「全部、嘘」

と言われた。
 
 「? は~?」



 ふと見ると、一緒に連れてきてもらったよしこちゃんも笑っている。

「私も、最初、騙されたよ~」

って。


  明日は、休みでシドニーへ遊びに行くというので私も付いて行くことに。


 
 それにしても、帰れてよかったし、
おまけに、明日はシドニーにも行ける。

 
  迷子になった時は、悲愴だったけど、
 知り合いが増えて、かえってよかったんだよなぁ~。

到着4

 Cの部屋をノックしてみた。

 タイ人からCは日本人だと聞いたから。
英語ができないと分かった今は、頼りになるのは日本人だった。

 でも、ドアは、少ししか開けてくれない。
「いろいろと聞きたいことがあるんですけど~」
と言ったが、今は都合が悪いとかで、
また、後で声を掛けると言われ、部屋に戻った。

 
 飛行機の中ではほとんど寝ていないので、眠い。
眠ろうとしても、神経は高ぶっているのか、眠れない。

 自分の英語力のなさをこっちに来て初めて知り、来たことに後悔。

 帰りたい。
でも、帰れない。

 反対を押し切って、強がって、出てきたのに、
帰るなんて、負けを認めるみたいで、嫌だった。


  夕方になり、ノックされた。
開けるとCの部屋の女性だった。

 よければ、今から友達とご飯を食べに行くので、一緒に行きますか?
と、誘ってくれた。

 食欲なんてないけれど、
聞きたいことが全部日本語で聞けるので出掛けることに。

 

  友達というのは、その人の彼氏。
 そして、その彼の車でウーロンゴンの町へ初めて出た。

  そして韓国料理の店へ。彼は韓国人だった。
 彼女の方は、青森から来た19歳。
 第一印象は無愛想と思ったが、彼が部屋にいたからだったと思うと仕方ない。
二人の会話は英語。

 明日の分の寮から大学への送迎バスのチケットもくれた。

 
 この人が居てくれて、かなり助かった。

到着3

 私が、部屋を出たり入ったりしているうちに、
同じユニットの人と顔を合わせた。

 私の部屋は、10-D。
10-A、B、C、Dと4つの個室があり、
トイレバスはその4人で共有する。

 10-AとBの人はタイからの人だった。

 
 お昼になっても食欲なんてない。
 静まり返った部屋で、暑さと喉の渇き

 飛行機の中ではほとんど寝ていないので、眠い。
眠ろうとしても、神経は高ぶっているのか、眠れない。

 自分の英語力のなさをこっちに来て初めて知り、来たことに後悔。

 帰りたい。でも、帰れない。

 反対を押し切って、強がって、出てきたのに、
帰るなんて、負けを認めるみたいで、嫌だった。

 

 途方に暮れていると、

誰かがドアをノックしている。

 開けてみると、さっきのAの部屋のタイ人。
今から、お昼を食べるんだけど、一緒に来ない?
と、誘ってくれているようだ。

 ひとり、音もない部屋でいるのもまさに、独居房だったので、
喜んで、ついて行った。


 どこかのお店に食べに行くと思っていたら、
着いたのは寮内のキッチン。

 それほど広くないが、冷蔵庫、電子レンジ、コンロと、一通りそろっている。

 Bの部屋の女性が、
いかにも辛そうな絵柄の、インスタントラーメンの袋から
麺を出し、器に入れると、そこへ水を入れる。
そして、電子レンジへと。

 出来上がると、粉末の調味料を入れて混ぜ、食べ始めた。

そして、私にもラーメンを一袋くれた。

 同じように、作った。

 まずい。せめて、鍋でたけばましなはずなのに。
 そして、辛い。
わりと辛いものは、平気な方だけど、タイの辛さは半端じゃなかった。
でも、好意で頂いたものを、残すわけにもいかない。
 とにかく、流し込むしかなかった。

 彼女たちは、水道の水を飲んでいた。
私にすれば、外国の水道水は怖いイメージだったが、
もう、飲むしかなかった。


 
 部屋に戻ってからも、食べたことのないフルーツを持って来てくれた。
ただ、またこれも口に合わないというか、歯が立たない感じ。

 せっかく頂いたからと、食べようとしたが、硬くて無理で、
悪いけど、捨てた。
 すごく罪悪感と自己嫌悪だった。

 タイという貧しい国の人が、
ラーメン代を払うと言っても受け取らず、
今日、初めて会った私にすごく親切。

 感謝。

 

到着2

スプライトを持って
部屋に戻り、スーツケースを開けようとしてびっくり。

今回のために買った。
4万円近くしたサムソナイト。

 平べったい鍵をさすだけで、軽く開くはずなのに、片方がうまくいかない。
よくみると、なにかでこじ開けようとしたのか、傷がついて歪んでしまっている。

 そういえば、空港で私のスーツケースはなかなか出てこず、
もう流れる荷物もなくなり、
いよいよ諦めて、クレームに行くしかないと、思っていた頃、
やっと、ぽつんと、ひとつだけ回ってきた。

 税関を出る時も、国内ならある、札との照合もなかった。

 恐らく、誰かに持ち出されていたのだろう。

 エグゼクティブクラスだったこともあり、早めに出てきたはず。
たまたま乗れただけなのに、金持ちの高級スーツケースと思われたようだ。


 どうにか開けることはできたが、買ったばかりのスーツケースなのに、
と思うとショック。


 


 

到着

朝6時。 
 
 空港では、
私の名前の書いた紙を広げてを持っているおじさんが、
迎えに来てくれていた。
 ローマ字の一字が違っていて、
名前が少し違うが、他にはいないようなので近づいた。

 車もごく普通の自家用車。
誘拐じゃないよな~という不安もあるけど、乗るしかない。

 オーストラリアは、日本と同じで左側通行で、右ハンドル。
日本のタクシー感覚で、
後ろの座席に座ろうとしたが、前のドアを開けられたので前へ。

 おじさんの腕には入れ墨がある。

 「大丈夫なんだろうか、本当に?」
と、不安にもなったが、

 おじさんは、いい人そうだった。

 気を使っていろいろと話かけてくれる。

 でも、私の英語では、ほとんど会話にはならなかった。


 天気のことを聞かれて、
時々って答えたかったのに、
sometimesが出てこないほど、英語力がない。


 寮へは7時ごろに着いた。

 早朝で誰もいない。

 「ここで待っていて」と言われ、しばらく車の中にいた。

 が、朝7時だというのに、日差しは強く、
冬仕度で長袖を着ている私には暑く、退屈なので降りた。
日本では真冬だが、オーストラリアは真夏だ。


 おじさんが誰がと話しているので、
近づくと、パキスタン人のおじさん。
 この人の服装も、また宗教からか暑そうな、感じ。


 自国では教師らしいが、ここでは留学生。

 おじさんは連れて来たものの、私をどうしたものかと困っている様子。
  
 とにかく他には誰もいなくて、静まりかえっている。
そう、日曜だからだった。

 といっても、来るのを分かってるだろう!と言う感じだが、
これが、オーストラリアのいい加減さだった。



 ようやく、学生アルバイトを誰かが起こしてきたが、要領が悪い。
 

 やっと部屋へ行けたのは、8時半頃だった。

 2ヶ月前から来ることは分かっているんだから、
部屋割りとかも決めてあっても良さそうなものなのに、と、腹も立つ。



 寮の部屋は、なんだか、牢屋みたい。
部屋には、ベッドと、机があるのみ。
 トイレとシャワーは共同。


 それにしても、暑い。

 でも、トイレの洗面所の水なんて、飲みたくないし。

 とにかく、何か飲みたくて、
誰かに聞こうと、外へ出てみた。

 相変わらず、人はいないが、やっと見つけて、聞く。
「Where can I buy something to drink?」
「~~~right, ~~~left~~~~~~」

右と左しか聞き取れない。

 私の分かってなさそうな顔を見て、
何度か説明してくれるが、分からない。

 そのうち、じゃあ、付いておいでと歩きだすので、
付いていくと、テレビ、公衆電話のある部屋があり
そこにある自販機まで案内してくれた。

 「Thank you!」
と言ったものの、よく見ると自販機には、
ウーロン茶など気の利いたものがあるはずもなく
コーラとか、ファンタオレンジとか、
そう、コカ・コーラの会社のものばかり。

 なんだか甘くて余計に喉が渇きそうと、思いつつ
仕方なくスプライトを買った。

旅立ち

いよいよ、旅立ちの時。

 できれば行けなくなる大きな出来事でも起こらないかと、
思いながら、この1ヶ月を過ごして来た。

 初めての海外。

 不安99%、楽しみというか希望が1% 
 
それでも、誰にもそんなことは言わない。言えない。


 これは逃避かもしれないから。

このまま日本で暮らすことになんの希望もなかったから。

それなら、勇気を出して旅立てば、例え1%でも希望がある。
だから、周りの反対を一切聞かず、
自分の貯めたお金だからと、
強がった。

 だから、「今さらやめる」
とは言えなかった。





 出発ゲートへ向かう。
外はすっかり暗く、大きなガラス窓に映る自分。
不安と必死に戦っている顔。それを見て涙が滲んだ。
  
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