『幻の動物とその生息地』
ニュート・スキャマンダー(J.K.ローリング)、松岡佑子訳
『ホグワーツ魔法魔術学校<1>幻の動物とその生息地』
個人的お気に入り度:★★
ニュート・スキャマンダー氏が書いた、
(ということになっているが、本当は
ハリー・ポッターシリーズの作者が書いた)
「魔法生物学」のホグワーツ魔法魔術学校指定教科書。
マグル(魔法使いでない人間)には見えない、
いや、魔法使いたちがマグルから隠している、
古今東西の不思議な生き物たちについての
概説が書かれている。
カッパやドラゴン、スフィンクスなど、
おなじみの(?)幻獣をはじめ、
魔法の炎から生まれた灰色のヘビで、
卵を凍結させると愛の妙薬になる
「アッシュワインダー」、
しっぽが枝分かれしている以外は
ジャックラッセルテリアにそっくりで、
落ちているものをなんでも食べる
「クラップ」
などが個人的にはおもしろいと思ったが、
ほかにも面白そうな「魔法生物」が色々紹介されている。
どれがオリジナルかわからないが、
なんでも食べるクラップは、
近所のうるさい犬を見て思いついたのかなと想像したりした。