漢字で星はO? | ホシボシヲミツメテル ~spoken words about a great number of tiny stars

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宇宙や天文、「星」に関するものごとやコトバを拾い集めています。

たまたま思うところがあり、中国の則天武后について調べていたら、当時制定された「則天文字」についての説明を見つけた。

則天文字とは中国で唯一、女性で皇帝になった則天武后が、即位後に己の支配力を天下に誇示するため行ったことの一つで、使用頻度の高い漢字、約20字を新たに作りかえたもの。


有名なものでは徳川光圀の国などがそうで、旧字体の國はクニ(囗)を惑わすので、クニを八方よく治めるべしとの意をこめて圀に作り替えたもの、だそうだ。

そうした則天文字の中でも、天文に関連した漢字が大幅に変えられていて、その一つが「星」。


なんと則天文字ではアルファベットの「O」と同じになる(ユニコードでは「〇」・・・だがこのブログ上で出るのかな?)。


星の円形をそのままに表現したんだそうな。


天文に関連した物の中では「月」がクニガマエの中に「子」、「日」がクニガマエの中に「乙」(なんで乙なんだろうね)、「天」が「丙」に似たような漢字と、まだ「漢字っぽく」改変されているのだが、星のOはちょっとやりすぎじゃないかなぁ。