スポーツでも勉強でも、もちろん仕事でも、集中力が働いているときが一番能力を発揮出来ます。
例えばスポーツで素晴らしい能力を出すのは、集中しているから。
集中が持続できなくて崩れると、ミスが出たりして、試合ならすぐに負けてしまいます。
ところがこの集中力を持続するのがなかなかむつかしい。
外山先生は著書のなかで、「少しずつ集中持続を伸ばしていく方法」を紹介しています。
「はじめは、五分くらい一心不乱に勉強する。
あとは休む。
それが出来るようになったら、集中を十分に伸ばす。
できたら、二十分に伸ばしてみる。
大体、三十分くらいの集中持続なら、一ヶ月もすればできるようになるだろう。
欲を言えば、もう少し伸ばして一時間くらいにしたい。
それができるようになればしめたものである。」
これは勉強だけでなく、仕事や家事や時間の使い方の色々な部分で役に立つことですよね。
こんな事を考えるのも、時間をもっと有効に大切に使いたいな。と最近とても思うからです。
もうひとつ外山先生の著書で心に残った一節をご紹介しますね。
「かつて囲碁の世界で勝負師の異名をとったある棋士が、試合に勝つにはどういう気持ちでのぞんだらよいのか、ときかれた。
その答えのことばを、随分前のことになるが、今もって忘れない。
その人は言った。腹を立てていたりするのは論外。落ち込んだり、悲しい気分もよろしくない。かといって得意になったり、喜んだりするのもまずい。なにがなんでも勝ってやろうと熱くなったりしては、頭が思うように働いてくれない。
それでは、どういうのがよいのか。その人によると、心楽しむ状態が最高だとなる。」
普通、大勝負であればあるほど緊張して固くなります。
でも、「心楽しむ状態」が勝つためのもっとも大きな条件であることを、こちらの棋士さまは長い経験を通して確信なさったようです。
うーん！
私はまず３０分の集中持続を目指そう！と密かに心に思っているところなのです
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