アドラー心理学勇気づけELMリーダー新家さおりです。

 

 

 

10月です。

今日の最高気温は32度の予報です・・・滝汗

暑さ寒さも彼岸まで、とはいかない最近のお天気ですねあせる


 

 

先日、学校から帰ってきていつものように友達と遊びに行った息子が、夕方、口をへの字にして帰ってきました。

あらら、なんだか様子が変だなあ、と思ったので、

 

 

―なんかあったん?

 

 

と聞いてみた。すると、息子は泣きべそで途切れ、途切れに話し出した。

 

 

 

グランドで遊んでたら年下の子たちに、ここで遊ぶからどいて、と邪魔された。

すっごく大きなグランドなんですけどね。

野球の試合なら2面とれるぐらい大きなグランド。

でも、お互いにどうしてもその場所で遊びたい。

だから小競り合い、言い合いになった、と話してました。

 

 

 

―せっかく遊ぶの楽しみにしてたのに邪魔されて悔しいなあ

 

 

と言うと、息子は、うわあああって泣き出した。

大事にしてるグローブを投げられそうになって怖かった、とワンワン泣いてた。オレらが先に遊んでたのにあいつらは最悪や、と怒って暴れてた。

 

 

 

 

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あまり聞いてて気持ちいい言葉ではないのもありました。

でも、公園では我慢して言わずにいた言葉なのだろう、と思った。

嫌なことされて嫌だと感じるのは自然なこと。

外では我慢してて、ここでしか言えない気持ちもある。

 

 

 

だけど、違う場所で遊んだらええやん、とか、一緒に遊んでみたら仲良くなれたかも、なんてことも私の心の中では浮かんだのですよ。実は。

 

 

それでも、なんも言わずに息子の話を聞いてました。

 

 

 

えーんグローブ投げるなんて最悪や、許せへん

 

 

と、何度も何度も言うので、

 

 

―そうやなあ、嫌やんなあ、って、ただ頷いてた。

 

 

途中からは、泣いてる顔は見せたくない、と私に背中をもたれかけて話す息子。泣くことはやめへんねんけどね。(涙は勝手に出てくるから仕方がないらしい)

 

 

泣くことはしゃあないと思ってるけど、泣いてるところは見せたくないという息子の気持ちを、驚きながら受け止めた。

 

 

子どもは、日々、成長していくのだな、とずしっと受け止めた。

 

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息子がケンカして帰ってきたり、約束すっぽかされたり、すっぽかしたりしてる姿をみるたび、子どもの頃の気持ちを思い出して、ときどき苦しくなる。

 

 

息子もいろんな気持ちを味わってるんだなあ。

いろんな気持ちと向き合ったり、悶えたり、折り合いつけてくことをを、そして友達(周りの人)との付き合い方を、これからも経験しながらひとつずつ学んでく。

 

 

 

泣いたり、吠えたり、ときどきその気持ちを私が鏡にうつして伝えてみたり・・。

あいつら最悪やと連呼するのも、そのうち飽きてくるニヤニヤ

立ち上がると、宿題するわ、ってタブレットを見始めた。

(宿題するわってタブレット見てるやん、と思いながら、じと~っと息子を眺めた)

公園の出来事を吐き出した息子は、宿題っていややなあ、に気持ちを切り替えていました・・・・

 

 

 

ネガティブな気持ちをそのまま認める。

そのとき感じた自分の気持ちをその場でしっかり味わう。

しっかり吐き出してしまえばいい。

ため込まないでいい。

(注、このネガティブな気持ちを吐き出すということは嫌なことをした人にぶつけて傷つけてもいいということではありません)

気持ちを吐きだしたら、人はまた自分の力で立ち直っていける。

(そして宿題は嫌だなあと、まだ吐き出しながら立ち直っていく)

 

 

 

 

次の日の朝にちょろっと、あいつら嫌やったわ、と呟いてたけど、

その後はもうな~んも言わなくなった。

毎日、他にもいろいろあるからね。

そこにとどまってられへんのやろな~。

 

 

 

 

感情は気づかないふりするのではなく、ぶつけるのではなく、しっかり味わい出せばいい。

安心できる場所で、全部吐き出せばいい。

事実うんぬんではなく、いい、悪いではなく、自分の感じた気持ちに焦点をあててみる。

無理に明るく締めくくらなくても、吐き出せたら、気持ちは軽くなります。自分の中から取り出してしっかり見たら、なんてことなかった、ということもあります。

 

 

 

話を聞いてもらえる場所。

しっかり吐き出せる場所。

それぞれが目の前の大事な人の安心できる場所になれればいい。そうなんだね、とお互いを認めあい応援しあえる存在。

 

 

 

おかあさんの気持ちを吐き出せる場所。

10月、開催します。

まもなく募集開始します。

お待ちしております。