2022年10月3日の米国現地時間朝に、「オーラ」や「チャクラ」を視覚的に表したベストセラー「光の手」の著者であり、米国3大ヒーリングスクールの一角を担うBBSHことBarbara Brenann School of Healingの創設者でもあるバーバラ・アン・ブレナン博士が83歳の生涯を閉じられ、逝去されたという訃報をBBSHのInstagramで知りました。5~6年前にBBSHのスクールの所有権を譲渡し、晩年は生涯現役というわけではなく、アルツハイマー型認知症を患われていたそうです。世界トップのヒーラーでも、両親からもらったDNA/遺伝子の情報を書き換えることはできなかったようです。(バーバラの両親も晩年、アルツハイマー型認知症を患っていたらしい)
Barbara Brenann passed away peacefully the morning of October 3rd, 2022.とアナウンスされているようにその最期はPeacefulなものだったようです。改めて冥福をお祈りします。と同時に彼女の著書「光の手」(三村寛子/加納眞士・訳)から8章―オーラに見る人間の成長と発達―から「死」と「死についてのへヨアン※の講義」の部分を抜粋して彼女の死にも起こったであろう死ぬ際のHEF上の変化を表現した部分を皆さんと共有したいと思います。
※へヨアン…バーバラのスピリチュアルガイド
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死
フォーブ・ベンディットによれば、死の瞬間に人がクラウン・チャクラ(第七、頭頂のチャクラ)を通って現世レベルを離れるときには、頭のてっぺんにまばゆい一筋の光がひらめき現れるという。この冠部を出ていく体験は、しばしば生と死の間のトンネルを抜けるようなものだと表現される。それは出口に明るい光をのぞむ長く暗いトンネルとして目に映る。この“トンネル体験”はまた、魂が脊椎に沿った身体の主要パワー流を通って昇っていき、冠部のチャクラの明るい光のところから出ていく、と表現することもできる。
死の瞬間、魂はなくなった友人だちと霊の案内役に対面する。この時、魂は自分の全人生がパノラマのように通り過ぎるのを眺める。自分の人生に何が起こったのか、何を選んだのか、何を学んだのか、そして、次のインカーネーションに残された宿題は何なのか、などが明確に理解できる。果たした使命を祝福する時間が続き、さらに次のインカーネーションに移る前に霊世界でしばらく時を過ごすのである。
長い病気の末に死んだ人の場合は、死後しばらくの間、白い光に包まれて休息している姿をしばしば見かける。彼らは別次元の病院のようなところで看護される。
私は二人の人間の死に至るまでのプロセスを二日間観察したことがある。どちらの場合も死因は癌で、長く病気を患っていた。下位の三つのボディはバラバラになり、オパールのような光彩を放つ白っぽい小塊として肉体から離れていった。これによってその人はオパールのような乳白色の姿になった。下位の三つのチャクラもまた分裂し、同時に太陽神経叢からエネルギーの長い帯が現れた。上位の四つのチャクラは非常に広く開かれ、ほとんどぽっかりあいた穴のように見えた。それらを保護するものはもはや何もなかった。死にかけていた人々は、ほとんどの時間を肉体から離れて過ごしていた。明らかに彼らはどこかで霊の案内役とともに休んでいた。彼らが肉体にいるとき、部屋の周囲にはたくさんの霊が存在した。ある時など、私はアザレルが入口を守っているのを目撃した。その人がひどい痛みに見舞われているときに、私はアザレルになぜ彼女が死ぬのを助けてやらないのかと訊ねた。彼は「まだ命令を受けていないから」と答えた(アザレルは死の天使―死神だが、私にはとても強くかつ美しく見えた。いくつかの情報(伝説・文献)が示唆するように恐ろしくはなかった)。
死についてのヘヨアンの講義
私の導き手、ヘヨアンは、死のプロセスについて講義してくれた。私はここで彼を引き合いに出したい。最初に彼は、死とは我々が理解しているようなものではなく、ある状態から別の状態への意識の移行だと言う。ヘヨアンが言うには、私たちは自分が誰であるかを忘れているときにすでに死んだ経験をしていると言う。私たちの忘れ去られたこれらの部分は、現実から隔離されており、それらを取り戻すためにインカーネーションするようになったらしい。私たちは死を恐れるが、すでに死んだ経験を持っている。より優れた存在を再び一つに統一するインカーネーションのプロセスの中で、私たちは実際により多くの人生を発見する。彼は死ぬのは死んだように見える状態にすぎないと言う。
人生では、私たちは忘れたいと思う体験を隔離してしまう。これをあまりにも効果的に行なうために、私たちはほとんどのことを憶えていない。私たちはこの隔離のプロセスを幼少期から始め、生きている間ずっとし続ける。これらの隔離された意識の断片は、オーラのフィールドの中ではブロックとして見られる。それは精神力学の章で詳細に論じられるだろう。ヘヨアンは、この内在的な壁という形式によって、本当の死はすで.に始まっていると言う。
「あなたも知っているように、あなたを他のものと区別している唯一のものは、生きているあなた自身である。そして、もっとも重要なことは、隔離されたあなた自身の一部分ではすでに死が始まっていることだ。それはおそらく、生きている我々の立場からの、人間が死をどう考えているかのもっとも明確な定義づけである。死は隔離され、区別されたものだ。死とは忘れることだ。あなた自身が誰であるかを忘れることである。それが死の正体なのだ。あなたはもうすでに死を経験している。実際あなたは我々があえてその言葉を使うとすれば、すでにあなたが死と呼んでいるあなたのかつての断片(記憶)を人生に持ち込むためにインカーネートしてきたのだ。それらの部分はすでに死んだ部分である。
我々は、より優れた知覚への移行と呼んでいるが、死のプロセスはエネルギーのフィールドにおけるプロセスとして観察される。我々はここでオーラの観点から、あなたたちが死のプロセスを理解する助けになるように解説しよう。そこではフィールドの洗濯があり清掃があり、すべてのチャクラの解放がある。あなたが死ぬとき、あなたは別の次元へ行く。下位の三つのチャクラは死滅する。死滅と、我々が死滅のしるしと呼んでいるものが下位の三つの肉体に現れる。人が死ぬ様を見たことがある人は、手や、顔や、皮膚がオパールのような光彩を放つ状態を目撃している。それは個体が死にゆくときの乳白色の真珠層であり、美しい乳白色の雲が漂う。これらの雲は、物理的な肉体を統合するのに役立つより低いエネルギーの肉体である。それらは崩壊していく。それらは漂い、そこにあるチャクラは開かれエネルギーの帯が現れる。上位のチャクラは、別の次元への大きく開かれた入口である。これはエネルギーフィールドが分離し始める死の最初の段階である。エネルギーフィールドの下位部分は、上位の部分から分離する。そして、死の前後三時間くらいの間に肉体の洗濯、洗礼、肉体の霊的洗礼があり、そこでは主要垂直パワー流の真上にある噴水のようにエネルギーがほとばしる。金色の光の噴水がほとばしり、すべてのブロックが清められる。そして、オーラはホワイト・ゴールド色になる。記憶に関して死にかけている人間が、どうやってこれらを経験するのだろうか? あなたはすでに聞いたことがあるはずだ。人は自分の全人生がそれらによって洗われるのを見る(パノラマ現象)。要はそれである。オーラの洗濯の付随的エネルギーフィールド現象がある。すべてのブロックは解き放たれる。人生のすべての忘れられた経験はブロックを解かれる。それらはすべて意識の中を通って流れていく。このように人生のあらゆる歴史は意識の中を流れ、その人が離れると意識も離れる。それは人生のこの特別な瞬間の変形のプロセスのために作られた多くの壁の消滅である。とてつもない統合である。
自分の中の忘却の壁の消滅で、あなたは自分が本当は誰なのかを思い出す。あなたはより優れたあなたと統合され、その明るさと広大さを感じる。このように死は、一般的な意見に反してとてもすばらしい経験である。臨床死を宣告されながら息を吹き返した人の記述を読んだことのある人はたくさんいるだろう。彼らは皆、明るく輝くトンネルについて語っている。そのトンネルの出口で不思議な存在と出会ったことも語っている。ほとんどの人が人生を振り返り、その人生について不思議な存在と論じ合っている。多くの人が、自分の行ったところは非常に美しかったけれども、自分自身が現実の世界に戻ろうと決心したと告白している。彼らは、もはや死を恐れてはいず、静穏へのすばらしい解放としての死を楽しみにしている。
つまり、あなたをこの真実から遠ざけているのはあなたの壁なのだ。あなたが死と呼んでいるものは、実は光への移行である。あなたが経験するだろうと想像している死は、あなたの壁の内側に見られるだけである。どんな方法にしろあなたが自分自身を隔離するたびに、あなたは小さな死を経験することになる。自分のすばらしい生命力を流れからブロックするたびに、小さな死を創造するのだ。だから、あなたが自分自身の隔離された部分を億えていて、それらを自己のうちに再統合するとき、あなたはすでに死んでいるのだ。そして、あなたは再び生き返る。あなたが自らの知覚を広げるにつれ世界間の壁、霊的現実と物理的現実との間の壁は消滅していく。死も消滅する。それは、あなたが移行しようとする時のイリュージョン―幻想の壁を解放すること以外のなにものでもない。あなたが誰であるかは、より優れた現実として定義し直される。あなたは今なお、あなた個人である。自分の肉体を離れても自己の本質を保ち続けるだろう。あなたは自己の本質を、27章(自己治癒)でもたらされる未来と過去の瞑想の中で感じることができる。あなたの物理的肉体は死んでも、別のレベルの現実へと移動していく。あなたは自己の本質を、肉体を超えインカーネーションを超えて保ち続ける。あなたが肉体を離れるとき、自分をゴールドの光の点のように感じるかもしれない。しかし、それでもあなたは自分自身を感じ続けるだろう」
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なお、「人の死」とHEF(ヒューマンエネルギーフィールド=オーラ)の関係については、最新著「コアライトヒーリング/究極の光の手」の下巻/第15章 死にゆく人々の生体エネルギーフィールド でも語られています。是非、チェックしてみてください。
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