昔読んでいた本の整理をしていたら「宇宙からの光と波動」(阿部憲治)という本と再会しました。
この本から最も心に引っ掛かったパートを紹介します。
菊池霊鷲さんという方の「舟を岸につなぎなさい」という著書を紹介している部分です。
「仏教は宇宙という言葉を用いないで、十方無限世界といっているのです。そして超日月光というものを発見してはじまっている。超日月光とはね、日光、月光を、超越した光という字義です。大無量寿経のなかでは、十方無限世界の本体は、魏々たる光である。この魏々たる光に比べられるものは一つもない。・・今日でさえ、太陽オンリーで拝んでいる人があるのに、三千年も昔の人間が、太陽の光でさえ、光の中に入らないという、途方もない超強大な光を発見している。しかし、この光、目にきらめかなくて、寂かな光で、心を照らす光であるのです。それで寂かな光、寂光と名づけ、心を照らす光で、心光とも名づけてあります。またこの光は、人類はおろか太陽や月さえ発生していない以前の、昔の昔、兆戴永劫の昔から・・つまり始めなき始めから、終わりなき終わりまで、延々と輝き続けているのである、ということでその寿命は量り無しということで無量寿光とも名づけてあり、これが永遠から永遠へと、不断に輝き続けていて、休むことがないので、不断光とも名づけられている。・・・これは実に智慧を具えた光であった。・・・この超強大な光は、智慧そのものだったという発見。光は智慧を具えているという発見。・・この光というものは動いてやまぬものであって、のびにのびること自体が、力の如く感ぜられる。この起伏を持って動いている力の如きものであるが光であってみれば、光は力〔エネルギー〕であるともいえる。ということから【光は波動するもの】だとわかった。・・空間が先か、物質だと思われているものが先か、いずれを先とはいい難い。微妙な相関関係の中にあったことが、見え始めて来た。すると次々とお釈迦様の発見が続出して、ついにお釈迦様は、十方無限世界の、本質、本相、本用のあり方を、究め尽くされた。これを究め尽くしたことを、〝開眼〟というのです。そして開眼者のことを「覚者」というのです。・・此処で注目して貰いたいことは、お釈迦様はこれだけを見究めるについて、道具も機械も用いられなかったのではないかと思うのですが、この道具も機会も用いないで、あらゆる学問を究めつくされた、ということです。・・」
この部分に触発されて、ネットで「舟を岸につなぎなさい」を注文してしまいました。この超日月光や十方無限世界のことについて、より多くの情報が記してありとても良い買い物となりました。
また「宇宙からの光と波動」の著書の中では、高橋信次さんや政木和三さんについても紹介しているのですが…
googleの動画検索でお二方の名前を調べると、過去の講演録を見つけることができました。お二方の著書は拝読したことは過去にありますが、音声情報というのは多元的な情報を含んでいるので、動画を拝見することは、講演内容とそれ以上にとても良い刺激となりました。
ちなみに、菊池霊鷲さんの生前の動画もYouTubeにアップされています。一見の価値ありです。
当Webサイトは、波動テクノロジー研究所のブログということになっていますが、「波動」の本質とは、この菊池霊鷲さんの説かれる「超日月光」であり、それは(神であり仏である)アミダさまの住まいである十方無限世界そのもの(あるいはその構成要素)ではないかと思うのです。
この「超日月光」そのものを自らの身体を通して発見(開眼)したいものだ…と思う今日この頃でした。