川端龍子の絶筆が見られるお寺
新年、氏神様への初詣を済ませ帰宅するや、
91歳の祖父が、突然「来年は、池上本門寺に初詣に行こう!」と言い出しました。
え、池上本門寺に初詣に行きたかったの?
(なんで急に池上本門寺!?と、家族は全員心の中で思いましたが 笑)
それなら行こうよ。
と、行ってきました。
大堂に入ると、天井にはものすごい気迫の龍が!
全くもって前情報なしに行ってしまったので、
それが誰の作品なのか、そもそも天井画があることすら知りませんでした。
御朱印を頂いている間に、お坊さんに天井画について聞いてみると、なんと川端龍子によるものだということが判明!
それも絶筆だというではないですか!!!!
未完のまま亡くなってしまったので、龍の目は奥村土牛が後から描いたのだそうです。
そんなすごい天井画があるにも関わらず、私以外の誰一人、天井を見上げる人はいず。
それどころか、天井画のことを質問した私に、お坊さんたちが驚いている様子でした。。
もちろん祖父も天井画に気がつかずに帰ろうとしていたので、
お詣りを終えて一度階段を降りた91歳祖父にはもう一度階段を上って見てきてもらいました(笑)
撮影NGのため、写真がないのが残念。
更に、池上本門寺には、狩野探幽を始めとする狩野家のお墓も!
瓢箪(ひょうたん)型の立派なお墓に探幽は眠っていました。