揚げパン記

揚げパン記

高崎の子育て支援給食カフェの奮闘記

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1階奥にあるキッズルームは14畳ほどのスペースで、赤・青・黄色3体の馬や熊のビニール製乗用玩具が迎えてくれる。立方体の一面を除いた形の木箱を何段も積んで、そこに絵本や原色の木のおもちゃが整然と、愛嬌たっぷりに並べられている。

 

この部屋は1日限定2〜3組のグループへ時間別に貸し出されている。土日を中心に予約が満遍なく入り、多い時は20名ほどの親子が集い、昼食を共にする。そのとき厨房は調理スペースのキャパがないうえ、店員数も少ないため、フル回転の大忙しとなる。

 

だが、食事が終わり制限時間間際に店を退出する客の残す言葉は「ありがとう」だったり「また来ます」や「癒されました」が多く聞かれる。

 

そう、この給食カフェは 店長のU子(仮名)が理事長であるNPO法人「居場所づくりサポート samiitosu(サミートス)」が運営しており、地域コミュニティの中核となる居場所づくりを標榜している。

 

U子は子育て支援と個別指導を事業の柱とし、キッズルームと自習室を備えた、食事ができるカフェのオーナーとしていつしか4年を経過していた。