詩・降水確率10%の空の下









降水確率10%の空の下

濡れたアスファルトの匂い

思い出して歩く





干からびたミミズ

またいで歩く





太陽の日射しがジリリと肌を焼く

私は乾く





苛立ちで悲しみを蒸発させ

私は少しずつしぼんでいく





逃げない陽炎が

ゆらゆらと私を待っている





降水確率10%の空の下

ミミズ

お前も自分から出てきたんだろう

そこに身を置いたんだろう












HADAKA DENKYU





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