今の大河ドラマ | ダマスク・ローズのブログ

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「源氏物語」 の 「雨夜の品定め」

(男性達が女性の品定めをするというシーン) ;

五月雨が降る夜、宮中にて

話題は恋愛談義

(以下は大河ドラマではないですが、TVでやっていた会話のイメージ)

A : 結局どんな女がいいんだろう。

B : 身分が高いと周りが取り繕ってしまうから

      会うとガッカリする事もあるよな。

C : 下流じゃ話にならんしなあ。

      でもさあ、ほら なんだかんだ言って

      中流の家にはいい女がいるぞ。

(男性達が中流の女性の話で盛り上がっている中で

  源氏は藤壺の事をおもっていた。)

A : ともかくも身分でも顔でも判断するのはよそう。

      やっぱり女は 「実」 が無いと。

C : 美人だけど浮気性って女もいたし

      嫉妬深い女で指に噛みついてくる女にも参ったよ。

A : 教養があり過ぎるて女も困りものだしな。

B : ニンニク臭い女てのもいましたよ。

源氏物語の作者は女性なのに、

男性から見ても .... 両性の 「あるある」 といった事がリアルに書けて凄いですね。当時は難しい事なのに。

 

今の大河ドラマ 「光る君へ」 (紫式部の生涯を描いたドラマ) を見ているのですが、不必要にラブシーンがあって、メロドラマになっているのが .....

少し前に、同じジムの人達が話しているのを聞いた時、やはり私と同じように感じている人がいましたね。

 

でも、印象に残ったセリフもありました ;

① 藤原道長の兄の藤原道隆 (みちたか) が自分の娘の定子を

     中宮にすると言った後に藤原道長が

     「皇后と中宮が並び立つ前例はありませぬ」 と言われて

     藤原道隆が言った言葉 :

     「前例とはなんだ はてなマーク そもそも前例の1番初めには

       前例なぞ無かったであろうが」

② 藤原道長の父親の妾 (しょう) (めかけ、愛人) で

     蜻蛉日記 (かげろうにっき) の作者の藤原寧子が

     石山詣に来ていた まひろ (紫式部) 達に言った言葉 :

     「私は日記を書く事で己の悲しみを救いました。」